ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

新道峠-黒岳-御坂峠の山歩き(7/31)

2015-07-31 | 山歩き
§新道峠へ

今日は1日だけの夏季休暇をもらった。

前日、何処の山に登ろうかと考えている時に、急に「御坂山」が浮かんだ。
行ったことは無いが、確か天下茶屋が入り口で登って行くのだろう。

ヤマレコで検索すると、御坂山-御坂峠-黒岳の山行記録が出てくる。googleマップで調べると、黒岳の先には破風山、新道峠がある。
新道峠は富士山を撮影する有名な場所なのだが、これまで行ったことがなかった。ならば今回行ってみようと、新道峠から黒岳の往復を計画した。

気温20℃、晴れ。パンと豆乳で朝食を取り、5:30にジラを出発。
新道峠までは、河口湖大橋→大石→県道719号→若彦トンネル→笛吹市(芦川町)→すずらん群生地→新道峠下の駐車場
のルートで走る。
なんとカーナビのデータが古いため若彦トンネルが画面上に出てこない。トンネルを出てから何処にいるのかわからず一旦空き地に車を駐めて、道を探す。
少し行き過ぎたようだ。来た道を戻り、村の中への道をすずらん群生地を目指して車を走らせる。
6時前なので、回りに人影も行き交う車もない。
すずらんの花はいつ頃咲くのかと思いながら、群生地の看板を横目に通り過ぎる。
急に道が細くなり、路面の凹凸が激しくなる。二駆でも走れるが、こんな時は車高の高い四駆のほうが走りやすいだろう。

だいぶ進んで行くと急に「日本一富士山の眺望 新道峠」の看板が目に入る。
ここからの登りは更に道が細くなり、車のすれ違いもままならない。
程なく行き止まりの広場(車の回転場所)に到着。
2,3台は車が駐まっているかと思ったら全くのゼロ。何処に駐車したらよいか迷うが、出口に近い場所に駐める。

準備を終えて出発は6:10となってしまった。気温18℃。
新道峠までは、比較的歩き易い階段であるが、あっと言う間の5分程で左が黒岳/右が節刀ヶ岳の看板の場所まで来てしまった。
ここから正面に富士山は見えるし、カメラスタンドも設置されているが、河口湖まで視界が開ける場所ではない。
それは右か左か?
左の黒岳に登るので、とりあえず右の節刀ヶ岳に向かってカメラの撮影場所を探す。
5分ほど歩いたが、森が深くなるだけで富士山の姿も見えない。諦めて黒岳方面に向かう。

元の新道峠に戻り、3,4分歩くと「第二展望台」の看板があった。
少し下ると富士山と河口湖が一望できる場所に出た。暑さと湿気のせいで、白く濁った富士山しか望めないのは致し方無い。寒い冬ではないのだから。

「第二展望台」からさらに6.7分登ると、「第一展望台」がある。少し登った分見晴らしが良い。
ここにはソーラー電池を備えたライブカメラが設置されており、30分おきにに写真を配信している。
(携帯電話の回線で送信しているのだろうか?)

第二展望台からは少し上り坂ではあるが、高い木立に囲まれているため直射日光は遮られるため、帽子を被る必要はなく、あまり暑くないのは助かる。
約5分で破風山の標識を見つける。ここでは富士山の眺望は無い。

休まずに黒岳を目指す。最初は笹に囲まれた小道で緑も多く歩き易かったが、徐々に傾斜がきつくなり、息が荒くなり汗も噴き出してくる。

破風山から約30分で黒岳に到着。ここも展望が無いが、「富士山を展望できる場所あり」との立て札があるので、それに従う。
4分で展望台に出る。かなり霞がかかって富士山がぼんやりとしか見えない。富士山にも雲が掛かっている。
河口湖の位置からみるとかなり東に移動したことがわかる。ここで岩に座って小休止。

黒岳山頂まで戻り、このまま新道峠に戻ったのでjは勿体ないので、御坂峠まで下る。
途中、「黒岳のブナ・ミズナラ林」の立て札がある。見ると見慣れた木肌の樹がたくさん立っている。
そう、薪用に買った玉木がこれで、とても薪割が楽だが、独特の香りがする「みずのき」と行っていた木がこのミズナラだったのだ。

下りは途中、急な岩場もあり少々苦労する場所が多い。
後で、この斜面をまた登らないといけないと思うと気が重くなる。
途中下から大股で岩を登って来る若者がいた。あれっと思ったのは、手に持っているのはペットボトルだけで、背中には何も背負っていない。散歩に出てきている出で立ちだ。彼は信じられないスピードで黒岳方面に消えていった。

急斜面を過ぎると、気持ちの良い木立の中を歩く。ほどなく緑の芝生が綺麗な場所に出た。
古い茶屋だった建物も残って居る。8:15に御坂峠に到着。

緑の芝生の上にテントが立っていて、回りにはシュラフやバッグやスマホまでが置き放しになっている。人がいる気配は無い。
そうか、先ほどの若者がここで野営をしたのだ。すぐ戻ってくるつもりで、水だけを持って黒岳に"散歩"に行ったに違いない。

回りの景色を撮影していたら、程なく若者が戻って来た。黒岳山頂まで行ってきたと言う。驚異的な速さである。
昨晩はここで野営したそうで、涼しくて気持ち良かったそうだ。でも水源が無いので、とても大変だったのではないだろうか。

木陰で10分ほど休憩しながら、LINEで知人と情報のやり取りを行う。
若者がシュラフやテントを片付け始めている所で、黒岳に向かって出発(8:25)。

破風山からの登りとは全く違って、御坂峠からの登りは分かっていてもきつい。息が上がり、時々休憩を余儀なくされる。
それでもなんとか45分で黒岳山頂に到着。
少し休んで破風山に向かうが、ここからはほとんど下りの連続。案の定、右膝が徐々に痛くなってきた。
膝をかばう姿勢で歩いていたら、いきなり滑って尻餅をついてしまった。はずかしい。
時々休んで、屈伸をして膝の痛みを騙しながらゆっくりと下ることにした。

日差しが無くなり急に曇ってきた。こんな朝早くから夕立は無いだろうと思うが、少しだけ雨が気になる。
やっと破風山を通過して、第一展望台で、再度富士山を望む。
ガスと雲でほとんど富士山は見えない。2,3枚写真を撮って膝の痛みを期にしながら駐車場に向かう。
10:13に到着。ゆっくりを歩いた割には、黒岳から50分と早く着いた。
駐車場には私以外の車はなかった。そうか、今日は平日だった。

ヤマレコ

この看板があれば迷うことは無い


駐車場からの風景


ここが階段入り口



新道峠からの富士山


第二展望台からの富士山


三湖台方向に目を向ける


第一展望台の看板とソーラーパネル


第一展望台からの眺め


破風山から富士山は見れない


笹の道を進む


黒岳山頂到着


どんどんモヤが濃くなってきている


ここは山梨の森林100選だそうだ


確かに立派な木が多い


涼しげな登山道


閉まっている茶屋、放置されているスマホ


ここで野営したらしい


四差路の交差点のようだ


黒岳に戻るのにこんな崖をよじ登る


なんだっけ、白い花火みたい


こんな直線道路もある


平坦な緑の道を歩くのは気持ち良い


第一展望台からの富士山、ちょっとだけ山頂が見えている



§すずらん湧水

新道峠からの帰り、若彦トンネルの手前で「湧水」の文字が目に入り、おいしい水ならと思い立ち寄る。
入り口に、この水の説明書きの看板があちこちに張ってあって、ちょっと胡散臭いかなと思ってフックを外して入ると湧き水が筒の先から流れていた。
口に入れると冷たいし、とてもまろやか。硬度19.3の軟水?だそうだが、硬度は分からないが軟水であることはわかる。
20Lのポリタンクを持ち合わせていたので、茶筒に200円入れて満杯にする。
しかし、管理人も誰もいないのに茶筒に入れたお金(1000円くらい入っていた)を持って行く人はいないのだろうか。
改めて日本は平和な国だなと思った。
最近は、富士吉田道の駅もなるさわ道の駅の水も、味が全然ダメになったので、久々の美味しい湧き水が手に入ったのはうれしい。

看板が多い。そうかここは源流なのだ


水が滾滾と流れ出ている



§吉田のうどん
お昼は、最近お気に入りの「美也樹」の冷やしきつねうどん。今回初めて大盛りにしてみた。これで460円。
麺は他の吉田うどんのように腰があるが、茹で方がうまいのか、堅さがちょうど良い。
色も真っ白では無く、少し黄色っぽいので、噛むと味がある。
しかも出汁がコクがあって美味しい。大根おろしが味にアクセントを付けている。
土曜は11時には行列ができているし、日曜日は休みなので注意が必要だ。

天かすとネギとキャベツのハーモニーがgood!



ヤマユリ
既に満開のピークが過ぎてしまい、数輪が散ってしまった後だった。
2,3日前がピークだったようだ。
それでもユリの甘い香りが辺り一面に漂っている。しばらくユリ観賞することにしよう。







§扇風機
今年、扇風機の羽根を修理したので、1台扇風機が余った。
ジラに持ってきていて、まず使うことは無いかなと思っていたが、組み立てて動かしてみた。
やはり風があると全然ちがう。とても快適生活になった。



今日の月はブルームーンだそうだ



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