花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

日光湯元・国立公園ボランティアで笹刈りに参加

2011年08月07日 | ボランティア

奥日光の湯元ビジターセンター入口付近・8月6日朝

8時15分、奥日光の湯元に、サイレンが鳴り渡った。
私は帽子を取って静かに黙祷した。
広島に原爆を投下されて、今年で66回目の夏は、福島原発事故という
新たな惨禍を味わう年になった。

ここ奥日光も、放射能汚染の地域になって、見た目には何も変わりがないが
数十年先がどうなるのか、誰にも予測できない重荷を負ってしまった。


湯の湖に影を映す「兎島」の緑

8月6日、日光湯元ビジターセンター主催の
国立公園ボランティアに参加して、湯の湖の兎島で
遊歩道の笹刈りをしてきました。

朝8時30分集合と言うことだったので、自宅を4時に出て上三川から
北関にのり、東北道と日光有料道路を経由して湯元まで行った。
空は雲が低くたれ込め、筑波山も山頂が見えなかったが、山際の一部が
不気味な朱色に染まっていた。

日光有料道路の日光パーキングで一休みして、暖かいカップコーヒーを
買った。
コーヒーの香りが漂い、湯気でめがねが曇った。

光が差し始めたので見上げると、前方の女峰山の雲が徐々に薄れ
朝日に照らされた山容が輝きを増している。

清滝のあたりでは、大谷川(だいやがわ)から朝霧が立ち上っているのが
見えた。
湯元のビジターセンターの前の駐車場に到着したのは7時頃だった。

早くも車の後ろにテーブルを出して、朝のひとときを満喫している
人たちがいた。
折角奥日光に来たのに、駐車場で過ごすのはもったいないと思うのだが
人様々である。


湯元から見る左五色山、中央は中曽根の尾根、右奥は金精山

湯元をブラブラして戻ると、声をかけられた。
昨年も参加した笠間のTさんだった。
車のつくばナンバーから判ったらしい。
Tさんは、今年は息子さんも一緒に参加するという。
後でお会いしたら、なかなか二枚目の好青年だった。

車の中で朝食を摂り、ビジターセンターの中庭に行くと
昨年も来ていた宇都宮の女性の方がいた。
私がブログで体調が良くないと書いたのを見たらしい。

中で受け付けするというので、中にはいると、首から下げる
名札と、今日作業をする場所の地図を渡された。

昨年お世話になった責任者の森さんは、定年退職でおやめに
なったという。
今年は参加者が少なくて、茨城からの三人と地元栃木の方が
4人でした。
それと毎年参加している江戸川大学のインターンシップの学生
が4人とビジターセンターから2人

早速兎島に行って、鎌による手作業の笹刈りの注意を受け、作業開始
最初こそ遅かったのですが、毎年参加しているベテラン揃い
だんだん作業が早くなり、もう少しで終わりそうになったとき
ザーという雨音と共に、土砂降りの雨になり、作業中止。
全員ビジターセンターに引き上げて雨宿り。
早めの昼食にして、雨が上がったら午後の作業する事にしました。

一旦雨が上がって、作業ができるかなと思ったのですか、再び
土砂降りになり、中止が決定されました。
その後、希望者は職員と一緒に温泉に行って、無料の入浴が
できるとの事でしたが、私は山に行く計画が有ったので
まっすぐ自宅に帰りました。




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