花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

虫コブの話など

2012年09月27日 | 日記
9月25日に開かれる予定だった「つくば里山たのしみ隊」が
雨の予報で26日に順延になった。
その昆虫観察会に参加して、高崎自然の森の昆虫採集と観察を行い
高崎自然の森の豊かな自然を体験してきた。
もちろん採集した昆虫は、最後に放した事は言うまでもない

その際に、他のところで撮影した写真を持参して、いくつかの
疑問を解明した。
開始前の空き時間に、快く応じて頂いた秋山先生に感謝申し上げます



駒止湿原で見た、この赤い謎の正体は、虫こぶでした。
昆虫が植物の葉に産卵すると、植物の一部が変質してふくらみ
虫こぶになります。

上の写真の場合、ハエとかハチとかアブラムシの可能性がある
そうです。
昆虫が何であるか知るには、このこぶを割って中の幼虫を見れば
判るということですが、ちょっと気持ちが悪いですね

一つの手がかりとして、この葉っぱが何であるが判れば、昆虫の
食草としての範囲から、昆虫の名前が有る程度推測できるそうです

表面が赤いのは、その葉っぱが本来持っている紅葉時期の色素
が現れたもので、黄葉するものは黄色になるそうです。

この写真を掲載したブログ記事は こちら です  


次は那須の南月山でみた笹竹の奇妙な物体、最初は何かの
さなぎかと思ったのでしたが、何と正体は竹の子でした。
言われてみれば確かに形は竹の子ですよね。
何かの弾みで、途中の節から出てきてしまったのでしょう。

この写真を掲載したブログ記事は こちら です。


昆虫病原菌に犯されて死んだ昆虫、甲殻と甲殻の節から
胞子が出始めている。
この写真は、筑波山の男の川コースで撮影しました。


これも上の竹の子と同じ日に南月山でみた毛虫の死骸
これはおそらくハチが毛虫の体に産卵して、幼虫になると
毛虫の体を食い破って外に出て繭になり、繭の中で成長
すると、繭に穴を開けて外に飛び出し、次に産卵する
毛虫を探すそうです。
一部穴が空いているように見えますので、もう外に出たのでしょう
この毛虫、幼虫が大きくなるまでは生きているそうです。

参考までに「虫こぶ」についての説明は こちら をご覧ください
寄生バチについては こちら



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