花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

宝篋山のコクラン

2012年07月23日 | 写真

宝篋山に咲くコクラン・コクラン(黒蘭)ラン科クモキリソウ属


コクラン・花の色が黒い。常緑樹林内に生える多年草。
偽球茎は多肉質。葉は広楕円形で先はとがり、長さ5~
12センチ。
花茎は高さ15~30センチ。
暗紫色の花を5~10個総状につける。
萼片は披針形で長さ1センチ
側花弁は線形。
唇弁は倒卵形で長さ約1センチ、反曲し
先端はへこむ。
基部に2個の針状突起が有る。
(山と渓谷の「山に咲く花」から引用)


コクランを正面から見た写真(左の花)
唇弁はへこんで手前に反局(反り返る)
背後には「ずい柱」が直立している
右の花は、直立した「ずい柱」の下から
管状の背萼片がつき出ている。
くもの糸がついているのがご愛敬(笑)


コクランの側面写真
左に突き出ている太い管状のものが背萼片
中央に立っているのがずい柱
右に反り返っているのが唇弁


コクランの側面写真
逆側から見た側面なので、背萼片は右につき出ている
上に立っているのが「ずい柱」
唇弁が左に反曲しているのが判ると思う


コクランの裏面写真

時期的に遅くて、花が終わっているかなと思いつつ
筑波山と尾根続きの山「宝篋山」にコクランを撮りに行った
登山道の脇が下草狩刈りで刈り払われていたので心配したが
コクランは今年も無事に咲いていた。

場所によっては、まとまって咲いていたコクラン
例によって蚊が無数に寄ってくるので落ち着いて
撮っていられないし、今日の蒸し暑さは熱中症に
なりそうだった。

柱、筑波山は国定公園なので、植物を始め一切の
採集を禁じられています。
とるのは写真だけにしてくださいね。


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