花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

曙草の開花が早すぎ・筑波山林道

2013年09月21日 | 写真

アケボノソウの拡大写真・羽蟻のようなものが止まっているのは
丸形の緑色の斑文が、蜜を出す蜜腺溝だから蜜を吸いに来たのだろう。
曙とは夜明けの事で、東の空が明るんできた頃の事を言う。
その頃は、星がまだ瞬いている。
名前の由来は、緑色の斑文を地上の山に見立て、多数の紫黒点を
空の星に見立てて、夜明けをイメージして曙草というと高橋勝雄
さんが解説している(山と渓谷の野草の名前から引用)


アケボノソウ(曙草)・リンドウ科センブリ属の2年草
筑波山では9月下旬から10月初めに開花するのだが
今年は異常高温が続いたせいか、早くも2株程が咲いていた
まあそれでも他はほとんど蕾であるが。


3輪も咲いたアケボノソウ


渡りをする蝶として有名なアサギマダラが吸蜜している
止まっている花は、一見サラシナショウマに見えるが
蕾の萼片がややピンクなので、あるいはイヌショウマかも
知れない。
見分けのポイントは
サラシナショウマ→花柄が有る
イヌショウマ  →花柄が無い
と言われているが、肝心のサラシナショウマが草刈りで
全滅していたので、比較写真が撮れなかった。


御幸ヶ原のシャコウソウはもう終盤なのに、この林道では
ジャコウソウが沢山咲いていた。
花を振ると麝香の香りがするというので、振ってみたが
やっぱり良く判らなかった。


近くで撮影出来る「東伶人草」を見つけたので、見分けの
ポイントである花柄の屈毛を確認した。


これは上の写真の花柄の部分をトリミングして拡大した
写真である。
花柄の部分に屈毛が密生しているのが判ると思う。

東(あずま)ではないレイジンソウは、開出毛だそうである。

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私の独り言

先週、藤原紀香さんが、ブログで「秘密保全法案」を批判する
記事を書いた事が、ネットで話題になっていた。

藤原紀香さんのブログ
ここのnorika's_diaryの9月13日の記事をご覧ください
(日付を右上のプルダウンメニューで選ぶ)

藤原紀香さんには失礼だが、以前にテレビのドラマに出演したとき
演技がイマイチだったので、関心が薄れてしまっていた。

今回、くだんのブログを見て驚いた。
単に批判記事を書いただけなら驚く事ではない。
彼女の凄さは、政府のパブリックコメントに投稿するという行動を
起こした事である。

口では誰でも言える。
行動を起こすのは勇気がいる。
特にネットでは権力側にべったりな人がいる事を考えれば、特に
そうである。
彼らの特徴は、権力側につくことによって、自分は弾圧されない
と言う安心感が有るため、言いたい放題なのだ
究極的には弱い者いじめと言っても良い。