花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

奥日光・歌ヶ浜の着氷と戦場ヶ原ハイク3

2013年02月05日 | 登山

ズミの林を奥に入っていくと、この案内板のたっているところから
木道が始まる。


案内板をトリミングで拡大した写真、青色が逆川で戦場ヶ原に
土砂を堆積させて、ズミなどの林を作っている川だ。


ここから戦場ヶ原の湿原の中までは広い木道が設置されているが
スノーシューなどのツアーが通るので、踏み固められて凍り付いている
所々に木道からはみ出して踏み抜いた足跡がついている。


この写真では判りづらいかも知れないが、木の枝から落ちた雪や
しずくが、雪の表面に丸い紋を作って光っていた。


木道の上には、コースを示す赤いテープが下がっている。
林の無い湿原の木道には、木道の脇に目印の棒が立ててある。


先ほどと同じ、落ちた雪やしずくの文様が無数に有った場所
遠くから見ると、光を反射してキラキラ輝いている。


これから載せる写真は、土砂の堆積によって形成される林の
様子を逆にたどっている事になる。


ズミなどの多かった林から、白樺や柳などの疎林に
変わっていく。


そして最後は湿原にたどり着く。言わば湿原から林の形成を
逆にたどっている事になる。



これは、その事を説明している案内板である。



見やすいようにトリミングで拡大した。
このコースには、随所にこのような案内板がたっているので
自然の移り変わりが判って楽しいところだ。


昨年の1月に歩いたときには、この木道には雪がなかったが
今年は、真ん中にたっぷり雪が残っていた。
脇には木道の位置を知らせる棒も立っている。

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またまた筆休め

奥日光に出かける前夜、早く寝るつもりだったが、普段の不摂生が
たたって、なかなか寝付けない。
それならばと、山と渓谷社が発行している「ヤマケイ文庫」の
「森の聖者 自然保護の父 ジョン・ミューア」を取り出して
読み始めたら、これが面白くてつい夜更かししてしまった。
なんの事はない、かえって寝不足になったというお粗末。ああ~。

ヤマケイ文庫には、読みたい本が結構ある。
田部井淳子さんの「タベイさん、頂上だよ」とか市毛良枝さんの
「山なんて嫌いだった」もある。
加藤文太郎さんの「新編 単独行」もいつかは読みたい本だ。
面白いのは米田一彦さんの「山でクマに会う方法」なんて言う
本も有ることだ。

いかんいかん、夏に備えて尾瀬の資料も作らないといけないのに
読みたい本が増えて、作っている暇がない。
今度の11日は、筑波山ファンクラブの観察会があるから、先日の
にっぽん百名山の話で盛り上がるだろうから、是非参加しないと

と言うことで、奥日光には8時過ぎに自宅を出て、早く行っても
いろは坂の凍結が怖いから丁度いいやとうそぶきつつ出かけていった。
いくら冬タイヤを履いていると言っても、軽のタントではいろは坂は
怖い。一方通行なので、登れないからと戻る事が出来ないからだ。

幸いなことに、いろは坂は除雪されて車道には雪は無かった。
ただ融雪剤がたっぷりまかれていたので、車の下回りの洗車が必要だ
融雪剤は塩分を含むので洗車しないと錆びてしまうからだ。

融雪剤に使われている塩化カルシウムの写真
筑波山でも使われている。洗車は必須である。

そうそう、この融雪剤で道路や橋の鉄製品も腐食が早いという
思わぬ落とし穴が有る。知らぬが仏ではすまされない問題である。