花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

尾瀬・至仏山に咲く花

2011年07月30日 | 登山

至仏山・山頂2228メートル

7月27日(水曜日)、蛇紋岩の山、尾瀬の至仏山に登った。
天気予報は良くなかったが、この時期にどうしても見たい花が有った。

歩いたコース
鳩待峠06:31分→山の鼻07:32分→研究見本園→至仏山登山口08:11分→森林限界09:02分
→中間点09:54分→高天原11:15分→至仏山・山頂11:51分→小至仏山13:36分→
オヤマザワ田代13:56分→鳩待峠15:02分→第一駐車場15:28分(タクシーに乗れたので
早かった。)
注、朝食は山の鼻の休憩小屋で摂り、山頂での下山開始は12時30分頃である。

下山開始間もなく、山頂直下で撮影していたら、雷が鳴り出し、すぐに雨が降り出した。
身の危険を感じて逃げるようにして下山。
そのため蛇紋岩の岩場で一度、木道で一度、見事に滑って転んだ。
幸い怪我も無く無事に済んだが、服は泥だらけになった。

身を隠す場所もない岩山の稜線は、雷が一番怖い。
それなのに、思わず撮った花が有る。
レインカバーをつけたまま、ピントも確かめず、撮ったのはオゼソウの群落と
シナノキンバイの写真である。

それにしても至仏山の東面の登山道はきつい。
普通3時間と言われているが、私は4時間で登った。
それは、高天原のお花畑を見たかったからである。
上り専用になり、高天原に行くには山の鼻から登るしかない。


シブツアサツキ・ユリ科


ジョウエツキバナノコマノツメ・スミレ科


ショウシュウアズマギク・キク科
ピークが過ぎ、実になって冠毛のあるものと残り花


エゾウサギギク・キク科


イブキジャコウソウ・シソ科
草だと思っていたら、越冬性の矮小低木だと言う


タカネナデシコ・ナデシコ科


ホソバコゴメグサ・ゴマノハグサ科
ミヤマコゴメグサの変種・半寄生植物


タカネシオガマ・ゴマノハグサ科
塩竃という名前は、製塩の為の竃が浜辺に風情を添えることから
「浜で目につく」を「葉まで目につく」にかけたもの
葉までも美しいというシャレから生まれたもの、日本的だなー。


ヨツバシオガマ・ゴマノハグサ科
花の先がクチバシ状にとがる・シオガマ類は半寄生植物


クルマユリ・ユリ科


ハクサンイチゲ・キンポウゲ科


イワシモツケ・バラ科


オゼソウ群落・ユリ科
雷雨におびえながら、およその見当で撮ったので


シナノキンバイ・キンポウゲ科
これもおよその見当で撮った写真・ゴメン


東面登山道の荒廃・登山者の踏みつけが広がって裸地化したもの


東面登山道の荒廃2
これ以上広げないように注意しましょうね。

写真はあえて掲載しませんが、カトウハコベ、ホソバツメクサ、タカネバラ、
リンネソウやウラベニダイモンジソウも有りました。

30日から実家に行きますので、しばらくブログを休みます。