Rally d'Italia Sardegna Day-3

2007-05-21 19:21:57 | WRC・ERC・Dakar Vol.1





          Rd.7 Rally d'Italia Sardegna



         今回は、JRC第3戦でもありました。

         Junior Rally Championship

         1 Urmo Aava      Suzuki Swift
         2 P-G Andersson   Suzuki Swift
         3 Martin Prokop    Citroen C2
         4 Aaron Burkart    Citroen C2
         5 Jaan Molder     Suzuki Swift
         6 Jozef Beres     Renault Clio
         7 Bryan Bouffier   Citroen C2
         8 Patrik Sandell    Renault Clio


    


    

    Leg-3  SS 54.74km / Total 266.22km

    ドライ  晴れ  気温18~27℃


    まぁ~!ぶったまげました!

    普段、あまり大きな字にはしませんが、
    探しましたぜ! LOEB の4文字を!
    昨日の段階で情報は入ってきてました。
    リザルト見てて、いきなりタイムがでてこず、
    SSごとに5分加算されていましたから、
    リタイヤだとわかりました。

    あるんですね~こんなことが!

    最終日、最初のSS13
    大きくリードしてスタートしたローブは、
    右コーナーを曲がりきれずにコースサイドの岩にヒット
    スピンして、溝にはまったらしい。
    左フロントサスペンションにダメージを受けて万事休す。
    
    油断はするはずはないローブ、
    しかし、リードが大きい時に時に起きる事。
    僅差であれば起きてなかったと思う。

    来週はモナコGPがあるが、
    2位に大差をつけてトップを快走するセナ!
    誰しも優勝と思っていたら、
    トンネル入り口でクラッシュ!
    ストップした映像を、目を疑ったのを、
    思い出しました。

 
    私の現役の頃を話しするのは恐縮だが
    「ラリーは完走してなんぼ!」
    と、この言葉を、何度も何度も助手席の
    ナビゲーターから聞きました。
    ドライバーは、どうしても速さを求めます。
    いくら速くても、リタイヤしてしまっては、
    リザルトが残りません。
    速く走れば、どうしてもリスクが生じます。

    ラリーだけではありません。
    一線級の速さでも潰れれば勝てません。
    二線級の速さでもトップが潰れれば勝てます。
    
    ですが、
    そこには納得できることとできないことがあります。
    勝っても納得できないこと。
    負けても納得できること。
    
    攻めていてのミスは納得できること。
    ローブは過ちを犯したわけではありませんから
    すぐに切り替えできるでしょう。

    
    タナボタで勝っても、次もあるとはいきません。
    しかし、トップが潰れた時に勝てるポジションに居た!
    と言うことが大事ですね。
    マーカスはスッキリはしませんが、
    勝ちは勝ち!
    これがラリーと言うものです。
   
    サインツだって、カンクネンだって、
    優勝のゴールを目の前にリタイヤしたり、
    マシンを押してゴールしたりしてます。

    ローブはこの時期で良かったかも?
    彼も完璧ではありえないのですが、
    そうそう何度もやらかすとは思えません。
    これから、もっと強い戦いをしそうです。

    ただ、いつもスッキリしないのは
    ポイントなんですが、
    1位が10点、2位が8点・・・
    1分以上のぶっちりぎり勝っても2点差、
    4勝のローブより、2勝のマーカスが
    ポイントリーダーなんです。
    2位をたくさん取ればいいんです。
    歴代では優勝しないでチャンピオンも
    あったのではないだろうか?

    昔は、1位20点、2位10点・・・
    と言うのが良かったような気がするが・・・
    

    なんだかラリーは興味を失ってしまった。
    そんななかで、
    シトロエンのセカンドドライバーの、
    ソルドと兄やんのバトルがあった。
    
    
    SS 13   10.66 km
    SS 14   7.67 km
    SS 15   9.04 km
    SS 16   10.66 km  SS13のリピート
    SS 17   7.67 km  SS14のリピート
    SS 18   9.04 km  SS15のリピート

    内容省略
    
    優勝、マーカス・グロンホルム
    2位、ミッコ・ヒルボネン
    3位、ダニエル・ソルド
    
    以下省略




    
    

Rally d'Italia Sardegna Day-2

2007-05-20 17:50:56 | WRC・ERC・Dakar Vol.1



           Rd.7 Rally d'Italia Sardegna




    




    Leg2 SS 142.72km / Total 402.90km

    ドライ  快晴  気温15~26℃

    SS 7 22.57 km

    2日目、15番目スタートのローブはクリーンな路面で
    さっそく、マーカスに2.3秒差をつけベストタイム。
    ミッコ+7.6、ソルド+15.5、ペタやん+22.2、兄やん+23.3

    総合は首位ローブ、2位マーカス+24.7、3位ミッコ+36.7、
    もう毎度のオーダー!
    4位兄やん+56.2、6位ソルド+1:33.8、7位ペタやん+1:43.2


    SS 8  29.31 km  

    ここは最長ステージで、ミッキーズジャンプがある。
    なんと、クレストにミッキーと言う人が土を盛り、
    ジャンプ台をつくってしまったんだと!hi
    
    ここでもローブがベスト、マーカス、ミッコ、ソルド、
    兄やん、ペタやん、

    総合はローブ、マーカス+29.0、ミッコ+47.9
    4位兄やん、5位ソルドは30.4秒差、
    ポイントの欲しいシトロエンとして、
    ソルドに頑張って欲しいところ、
    だが、20.6秒差でペタやんが迫っている。


    SS 9 19.48 km

    ここもベストはローブ、ミッコ、ソルド、
    マーカスは12.5秒遅れ、ペタやん26.8秒遅れ

    総合はローブ、マーカスが遅れたために、
    差は41.5秒に開いてしまう。
    これで、決まってしまったか?
    ミッコが+51.3で3位キープ。
    4位の兄やんにソルドが22.7秒差に迫る。
    その後ろのペタやんは、思惑とは反対に、
    差が開いてしまった、もう無理か?


    SERVICE  30min


    SS 10 22.57 km  SS7のリピート

    ここでは、マーカスが意地のベスト!
    ただ、ローブも+1.6、余裕か?
    ミッコ、ペタやん、ソルド、兄やん

    総合は、ローブ、マーカス+39.9、ミッコ+58.1
    注目の4位5位の2人!
    兄やんにソルドが16.4秒差まで迫ってきた!

    
    SS 11 29.31 km  SS8のリピート

    2回目の走行で路面状態が悪くならず、
    ローブは1回目より25秒も更新しベスト
    マーカスも+0.8と食らいつく。
    ソルドが+15.1で3位、ペタやん+15.5で4位
    兄やんが+22.1で6位、ミッコは+22.2で7位

    総合は、ローブ、マーカス+40.7、ミッコ+1:20.3
    4位の兄やん、+2:07.9
    5位のソルド、+2:17.3 と9.4秒差まで迫る。
    かなり良いプッシュだ!
    ソルドを捕えようとしたペタやん、無理やで!


    SS 12 19.48 km  SS9のリピート

    ベストはマーカス、ローブは+4.2 無理はしません。
    ソルドが+9.3で4位と頑張ったぞ!
    5位ペタやん+11.2、6位ミッコ+14.1、
    兄やん、+29.0で10位と遅れぞ!

    どうなった!

    2日目の総合首位は、もちろんローブ!
    マーカスが+36.5まで挽回、ミッコは+1:30.2
    そして、注目のD・ソルド!
    ついに兄やんを捕えて4位に上がる!やった!
    ソルド+2:22.4、兄やん+2:32.7と10.3逆転。
    その後ろ、+3:02.6のペタやん。

    スーパーラリー規定で復帰した2人、
    ラトバラは10位、+12:15.8
    後金損は12位、+16:06.4(ペナルティ10分)


    最終日はSSが3ヶ所、それぞれ2回の6ヶ所
    トラブル、アクシデントが無い限りこのまま、
    マーカスはどうする?
    勝負に出るのか?2位キープか?
    このままいつものパターンでポイント重視で
    2位に甘んじるのか・・・
    監督ウイルソンはそう命令するだろう・・・

    ミッコは3位死守!ソルドは4位死守!

    さて、ソルベルグ兄弟は対決があるのか?


    初日、ローブは、タイムを狙わず、
    1番スタートでの砂利掻き役と、
    悪路でマシンを壊さないために、
    ハードタイヤをチョイスし苦戦した。

    ところが石を味方につけ、
    首位マーカスのショックが抜けたところで
    勝負が決まってしまった。

    とは言え、今夜入ってくるタイムを待とう。
        





Rally d'Italia Sardegna Day-1

2007-05-19 15:46:55 | WRC・ERC・Dakar Vol.1





          Rd.7 Rally d'Italia Sardegna




    




    Leg1 SS 145.40km / Total 392.72km

    晴れ ドライ 気温18~26℃

    SS 1 31.13 km

    ベストはラトバラ、マーカス、後金損、ペタやん、
    そして、12.4秒遅れでローブ、ミッコ、兄やん

    路面の上にのってる砂が深く先頭で走るポイントリーダーの
    ローブは砂利かき役で苦戦する。
    クリーンになった後方で8番手スタートのラトバラがベスト
    5番手ペタやん、7番手後金損が好タイムを出す。


    SS 2 21.21 km

    ベストはローブ、1.8秒差でペタやん、兄やん、
    マーカス、ラトバラ、ソルド、後金損
    SS1ほどは路面上の砂利の影響がなかったようだ。

    総合は、ラトバラ、マーカス+3.9、ローブ+5.6、
    ペタやん+6.2、兄やん+13.1、後金損+14.5、ミッコ
    

    SS 3 20.36 km

    ベストは兄やん、マーカス、ラトバラ、ペタやん、
    ミッコ、ローブ+8.4、後金損、ソルド
    大ジャンプのあるステージです。

    総合はラトバラ、マーカス+1.5、ペタやん+6.8、
    兄やん、ローブ+10.4、後金損+20.0、ミッコ+21.6
    ソルドは+50.7と遅れてしまった。
    ここもまた、ローブは砂利かきで差が広がった。
    ローブの最大の敵はトップスタートでの、
    路面上のルーズなグラベルだということだ。
    そのなかで、後方では良いタイムを出し、
    ペタやん、兄やんが揃ってローブを抜いた!


    午前終了 SERVICE 30min

    
    SS 4 31.13 km  SS1リピート

    ベストはマーカス、ローブ+6.1、ラトバラ、ミッコ
    兄やん、ソルド、ペタやん+27.0、後金損
    好調だったペタやん、リヤブレーキにトラブル発生!

    総合はマーカスがラトバラを抜いて首位に立つ!
    ローブ+15.0で3位に上がる。
    兄やん、ミッコ、ペタやん+42.3で6位に後退。

    2回目のステージは砂利が飛んでるのでローブがくるか?


    SS 5 21.21 km  SS2リピート

    ベストはローブ!マーカス+12.3、ミッコ+12.5、
    ソルド+14.6、兄やん、ペタやん+27.0

    ここも2回目のステージ、砂利は飛んだが、
    コーナーでは轍が深くなり、石が散乱する。
    好調ラトバラがサス破損でストップ、
    後金損が石を避けきれず、コースサイドの
    巨石に乗り上げ、エンジンにダメージか?
    念の為、撤退してサービスへ戻る。

    総合はマーカスだが、ローブ+2.7で2位。
    兄やん、ミッコ+28.3同タイムで4位
    ペタやん+57.0、ソルド+1:14.0


    SS 6 20.36 km

    ベストはローブ!ミッコ、ソルド、兄やん、
    ガルデ、マーカス+25.1、ペタやん+26.7

    ここも2回目、ローブが速い!
    そこにもってきてマーカスがダンパー破損!
    ペタやん、依然リアブレーキパワー不足!

    総合はローブが首位奪取!
    2位は+22.4でマーカス、3位ミッコ+29.1
    4位兄やん+32.9、5位ソルド+1:18.3
    6位ペタやん+1:21.0となった。


    1日目が終わってみたら、いつものパターン!
    最初はどうなるかと思った。
    入ってくるタイムでは、ローブはトラブルか、
    タイヤ選択を間違ったかと思ったが、
    リピート走行では石まで味方につけてしまった。

    Leg2も味方にできるか、敵になるか?
    なんだかこのまま差が開きそうな気もするが、
    油断は禁物。
    だが、そんな言葉もローブには無意味かもしれない。



    

Rally d'Italia Sardegna Day-0

2007-05-18 17:09:59 | WRC・ERC・Dakar Vol.1





         Rd.7 Rally d'Italia Sardegna


             18 to 20 May 2007





         



        現地時間08:30 日本時間15:30 START



     さぁ、サルディニアラリーです。

     実は、このラリー、全く詳しくないです。

     WRCイタリアラリーとしては、

     2004年からの開催になるのですが、、、

     イタリアと言ったらサンレモラリーでした。


   
     まずサルディニア島はと、調べました。

     長靴の国とはよく言ったもので、

     ま、長靴というより、ブーツですかね?

     つま先の三角形の島がシチリア島

     シシリーですね。

     その左の方が、サルディニア島のようです。

     コースは島の北のようです。

     そのすぐ上、北側にあるのが、コルシカ島。

     ツール・ド・コルスこと、フランスラリー開催地です。

    

     サンレモは、イタリアとフランスの国境付近で、

     フランス側にモナコがあって、

     アルプスの西側がモンテカルロラリー、

     一山超えた、東側がサンレモラリーです。

     よって、サンレモはターマックラリーでした。

     ですが、昔は、ミックスだったんですね。

     FIAはターマックイベントを減らして、

     グラベルイベントを増やしたかったようで、

     サンレモ付近では不可能だということだったようで、

     イタリア伝統のラリーは消えてしまいました。

 
     イタリアのラリーチームの母国イベント、

     ランチア、フィアット、特別なものなんです。

     数々の名勝負がありました。

     日を改めて書きたいと思います。

     まずは、情報が入ってくることを待ちましょう。

   
     まぁ~、ローブが強いでしょうが、

     何が起こるかはわからないような、

     狭くてリスキーなコースの様です。

     マーカス、ペタやんの頑張りに注目です。

     それでは、いつものごとく、

     現地から、スパゲッティ食べながら見てるかのように

     リポートしたいと思います。



     ナポリにナポリタンはあるのかっ?





カーボン無くしてモータースポーツにならない

2007-05-17 17:52:44 | モタスポ





        ラリーの週末がやってきました。
     



     


    
     すんごいスポイラーですね。

     ラリーカーも空力パーツが重要になってきて、

     開発もアイデアも進化してきました。

     昔は、ダートは、、、気合だー!

     みたいなところもありました。

     ダートは、だあ~っと走れ!   みたいな・・・

     

     今はそれじゃ勝てませんね。



       



     
     マシンが無傷でゴールした事がなかったのが、

     A・バタネンでしたね。

     彼はカッコイイ容姿からは想像できないくらい

     激走をするドライバーでした。

     グループ4時代ですから、

     FRのマシンのリヤフェンダーは常にボコボコでした。

     
     そのあと、出てきたのがC・マクレー

     プロドライブ時代がすごかった。

     レガシー、インプレッサ、何台ぶっ潰しましたかね?

     あだ名は、マクラッシュでした!

     それがあったからこそタイトルも獲れたのですが、

     D・リチャーズもよく我慢したもんです。
     
    


          



     
     ワークスラリーカーの制作費は、

     どれくらいだと思いますか?

     約、一億くらいだそうですよ。

     もし、売るとなると・・・

     開発費とか、人件費とか計算すると、

     いくらくらいになるんでしょう?

      

     アライ選手がエントリーしているPWRCの

     プロダクションカーの制作費は2千万くらいだそうで、

     改造範囲が狭いということもあります。

      
     
     この金額の差は、1キロ当り何秒差がつくのでしょう?

     前回2位のアルゼンチンを見てみると、

     優勝のローブから遅れる事16分59秒2

     SS距離は224.5km (キャンセルのLeg1は除く)

     約1020秒、224.5km

     キロ当り、4.54秒です。


     ラリーの世界、キロ1秒差は、ぶっちぎりと言われます。

      
      
     そうそう、カーボンが使われ始めた頃、

     セリカGT4のプロペラシャフトが折れたとき、

     1本、200万なんて聞いたことがあります。