初めて知った英国車は、007だった。
小さい頃から車は興味があったが、
ボンドカーには、ぶったまげた。
と、言うか、ホントは呆れた。
ナンバーがクルクルとまわったり、
煙がでたり、油を撒いたり、防弾壁がでたり、
マシンガンはでてくるわ、
ホイールのセンターからシャフトは延びるわ、
なんたって、助手席が空中に飛び出した。
当時流行りのアニメの実写版と言ったところだ。
大人がよくやるよなー! って感じをうけた。
映画というもの、車というもの、
日本との差を感じ、同時に面白さも知った。
プラモも作ったことがある。
その頃、栄光の5000キロというのもあって、
サファリラリーの映画だが、、、
510ブルと抜きつ抜かれつの戦いをしたのが、
ジャガーマークⅡだった。
シャープなラインの510とはちがって、
独特の丸い車だった。
当然、プラモは510ね。
同時に、車雑誌などには、Eタイプがもてはやされていた。
当時の私には、ロングノーズ過ぎたデザインだった。
なので、プラモは2000GTね。
そのあと、
ロータスヨーロッパ、セヴン、ミニ、MG、
いろいろ知ったが、
日本車の方が、魅力のあるスポーツタイプが続々と登場し、
英国車に魅了されることはなかった。
早い話、子供には良さはわからなかったということだ・・・