暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ひとり

2021年11月24日 | 古民家
 アングリと口を開けて・・・低い空に駆けて行くと・・・
ねずみ色の中から白い雪が生まれて来るのを口で受け止め・・・
冬の始まりを感じていた・・・。
良く見れば・・・綺麗でも無く、おいしくもない小さな粒でも・・・
雨とは違う特別な感じがして・・・
大人にしてみれば、厄介な冬の足音に・・・
ただ笑顔が転がっていた姿を見て・・・楽しみを分けてもらっていたのかも知れない・・・。

板を敷き並べた上に・・・漬物石くらいの石を載せている屋根を見ると・・・
茅葺の屋根にしても・・・良く考えられているようで、多くの手仕事が大切だと思える造りになっていて・・・
自然の力を借りる暮らしには・・・地域の手助けが大切になって来るのを感じます・・・。

毎日の暮らしや・・・突然向けられる災害も・・・
多くの力が無ければ、乗り切れない暮らしの繋がりがあると思います・・・。
すべてが平等とはいかなくても・・・普請、と言う想いが暮らしを支えて来た社会は・・・
地域を守る手立てとして、古くからいろんな職業の中で培われて来た考え方です・・・。
人との関わりが希薄な時代がずいぶんと続いて・・・世代が変わり見直されては来ていても・・・
大きく広がるには・・・まだ一人で大丈夫、と思える暮らしになってしまったからなのかも知れません。

コメント
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