暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

距離感

2021年11月11日 | 古民家
 トンボの運動会も・・・カエルの大合唱団も・・・
ポコペン・・・お腹で月夜を彩るタヌキの寄り合いも・・・
ヌルリと伸びる、大都会の真ん中には似合わないお祭りで・・・
まあるいお月様を背に・・・ススキや茅葺屋根の影絵が浮かぶ、愉快な景色は目に浮かびます・・・。

田舎と都会の境界線は・・・自然と人の境界線のようで・・・
越えてはいけない太い縄だったのに・・・里山暮らしで少し近づいて・・・
それでも、節操ある暮らしがあったのに・・・いつの間にか、グイグイと上がり込んで・・・
味噌か醤油を借りに行く身軽な感じで・・・あっさり境界線は薄くなってしまいました・・・。

家族も夫婦も・・・親友と言える間柄でも・・・
お互いの距離感は大切で・・・屏風や障子しか隔てるものが無くても・・・
お手軽に捨ててしまって良いものでは無く・・・
和紙のように・・・わずかに気配を感じられるほどの薄さでも、境界線は必要なんだと思う・・・
プライバシーが無いと思う、田の字の和室の暮らしでも・・・
自然や人との柔らかな仕切りの・・・おたがいさま、と言う暮らしがあったんだと思います。
 

コメント
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