暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2021年11月14日 | 古民家
 手仕事には、手に馴染む道具が良く似合い・・・
大工さん・・・左官屋さん、仕事の場所や相手が変われば、仲良く仕上げが出来る道具を選び・・・
お似合いがいなければ・・・道具を造ります・・・。
何度も繰り返して、体で覚える修行も大切ですが・・・
道具を育てる手仕事も、ずいぶんと大切な修行になります・・・。

ゴロゴロと機会が畑や田んぼを耕して・・・
グルグリと・・・大工さんが電動の機械でネジを締め、キュインと木材が切られて行きます・・・。
牛や馬・・・大切な相棒や道具がとても高価な時代から・・・
人の手が、ずいぶんと高価になって来てしまうと・・・
大勢で畑や田んぼを耕す手仕事は、機械が無機質にこなして・・・
腰の曲がる重労働を・・・大勢の方から奪っていきました・・・。

縁側から見る景色はうすぼんやりと・・・おかあさんやおばあちゃんがお庭でコロコロ働いて・・・
縁側では、洗濯物に畑で採れた野菜が無造作に並べられている・・・
瞼に蘇る景色は・・・消えてしまった暮らしの影が映り込んでいる・・・。
人の手に助けられる手仕事が消えてしまえばしまうほど・・・
いつまでも、想いが残る暮らしが育たないような気がしてしまいます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする