暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

冬支度

2021年11月15日 | 古民家
 遠くの山や・・・お空の星が、なんだかいつもよりも綺麗に浮かんでいる・・・
目の前がカラリと清々しいのは・・・寒さが空気をパチンと振るわせて・・・
みんなが、かしこまっているから・・・
山の動物たちは・・・ソレ、とばかりに目を凝らして冬支度を急いで・・・
のんびり景色を眺めている暇もなく・・・吐息が白い日も、少しづつ多くなっている・・・。

雪囲いは・・・植木の枝が折れないように手当するだけで無く・・・
深い山の暮らしでは・・・大雪から住まいを守る雪囲いもある・・・
板や桟木で家の廻りを囲んで・・・屋根の雪下ろしでお家が埋まってしまわないように・・・
ずいぶん古い時代の・・・お出かけも出来ない場所では、保存食造りから冬支度は始まりました・・・。

変わってしまった環境に合わせて暮らしを作るのではなく・・・
環境が変わらないように・・・暮らし向きを変えていく・・・
これまで地道に変えてしまった環境を・・・これから地道に戻してゆく・・・
変化させるより・・・何倍が時間かかかって、ずいぶんと苦労はしても・・・
変わらず訪れる四季の流れに・・・体も心も、地域の潤いも喜ぶ暮らしが、変わらないでいてくれたらと思います。



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