暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

みえない

2021年11月06日 | 古民家
 ソヨソヨと泣いている子がいます・・・。
声を掛けても・・・肩に手を置いても、抱き上げても泣き止まず・・・
ソヨソヨと泣いています・・・。
雲のように軽く・・・空気のような心は見えなくて・・・
些細な風でも傷がついてしまう・・・もろくて儚い心です・・・。

心の中に残る穏やかな場所は・・・ふるさとや、家族のもとだったり・・・
友達と遊んだ公園や・・・町を見渡す丘の上だったり・・・
そびえたつビルの谷間に立って・・・心が落ち着く体は、途方もない痛みを抱えているのかも知れません・・・
古民家の暮らしを知らない世代も・・・缶蹴りやゴム飛びをやったことの無い子供も・・・
どこか懐かしそうに・・・楽しそうにいられるのは、癒される不思議がそこにはある気がします・・・。

木や土や石と、暮らしの関りは・・・思いもよらないほど古くからの付き合いで・・・
たかが植物と言っても・・・どこかが欠けてもこの世界は成り立たなくて・・・
些細な事と思ってみても・・・どれもみんな、大切な輪の中で手を繋ぎあいながら暮らしています・・・。
消えてしまいそうな言葉を抱き上げ・・・守り繋げられる暮らしが育てられたらと思います。




コメント
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