暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

小言

2021年11月18日 | 古民家
 瞼に残るモノは・・・見渡す限りクレパスの世界・・・
好きも嫌いもなく・・・気付けば大勢の中でコロコロ笑い、泣いて喧嘩して・・・
大風が吹けば・・・木々は大声で歌い、雨が降ればリズムを刻んで・・・
夏にはいくつものささやきが大合唱・・・冬になれば音は鳴りを潜めてしまう・・・。

人生100年の、半分も時間の無かった頃・・・
呆れるくらい同じことの繰り返しの暮らしでも・・・
充実した時間はあって・・・それでも、その半分も過ごせなかった若者もいて・・・
生まれる事さえも叶わず・・・生まれて僅かしか過ごせない子もいて・・・
昔や今が、良い暮らしのか悪い暮らしなのか・・・頭を巡るけれど・・・
あれやこれやと考えるのは・・・いけないような気がします・・・。

300年の古民家を守るご年配の方のお声は、小気味よく弾けて・・・
尋ねるほど饒舌に・・・昔話に花が咲くとはこの事かと・・・
自分も思わずほころぶ顔がバレやしないかと・・・話題を変えて、遠くを見たりする・・・
刺激のある暮らしを求めても・・・一時の熱は冷めて、少しづつ時代は元に戻って行くように・・・
繰り返す時間はいつもの事だと思えば・・・時代に小言はいかがなものかと、少しばかりの反省です。

コメント
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