暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

災害

2021年11月08日 | 古民家
 もの静かに弾けて、いつ消えてしまうか解らない線香花火・・・
パシパシと弾ける灯しは、手の届くことの無い星の瞬きと同じで・・・
霜柱も立ちそうに凍える夜は・・・何億倍も綺麗に着飾る、夜空のよそ行き具合に・・・
声も出せずに、白いケムリを吐いている・・・。

冬の夜に聞こえる風の音は・・・甍の並ぶ町の暮らし人にとって、心配事の尽きない夜になる・・・
直火が大火に変わるには、他愛もないきっかけばかりで・・・
針の先ほどの火種が、江戸の町を消してしまう・・・お世辞にもならない怖さがある・・・。

古民家は自然素材の造り・・・茅葺から瓦屋根に変わり・・・
土蔵造りの住まいや、お店が軒を連ねる街道もあるように・・・
工夫は重ねて来ても・・・
地震・雷・火事・おやじ・・・順番が怖さの大きさなのかは知りませんが・・・
大きな戦で町が無くなる恐ろしさにはどうにか抗っても・・・
自然の力で失う暮らしには・・・空を見上げるしかないのかも知れない・・・
それでも、土蔵の造りや・・・住まい造りの工夫を見ていると・・・
大きな自然に抵抗はしないで、自然を受け入れる住まい造りや町造りが大きな安心になっているような気がします。
コメント
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