長い病気人生から求めてきたもの、求めていたもの「出会い・出会う・ご縁」
正直に言うと、病気になるまではこういう事に対してあまり深く考えたり、求めたりしていませんでした。
それは、自分自身が傲慢だったか、自分の弱さを知らなかったか、自分で自分のことをよく知らなかったのか・・・。
病気というのは大切なことを教えてくれたり、気づかせてくれるのかもしれません。
確かに、辛いし、薬の副作用で体がだるかったりきつかったり・・・。
「本当の自分」を見つけたり、いい出会いやご縁に恵まれたりして悪いことばかりではないと思います。
私は、過去辛いことのほうが多かったのですが、それも薬を飲んで不安を和らげたりして生活していました。
薬を飲んでいる時はあまり気づきませんが、自分が思っている以上のストレスを抱えていたりするのだと思います。
だから、夜眠れなかったりして体調が悪くなったりしてしまいます。
自分のストレスの原因は主に何だったのだろう?
今考えると、「土地」
病気の時は、天涯孤独ではないけど、孤独感や寂しさなど抱えていたのだと思います。だけど、こういうのも薬を飲むと
感覚が鈍ってしまいよくわからなくなってしまいます。感情なども狂ってしまうと思います。
「人とのご縁、土地とのご縁」
そういうことが私を救ってくれた大きな力なのだと思います。
病院・薬物療法・〇〇療法・・・。医学的なことも大事だとは思います。
私にとって医学的なことは補助的なものだったのかもしれません。
病気の回復・完治、そして人生組み立て直し・・・。それらは自分1人でやってこられたことではなく、誰かがいたり誰かの協力
があったりしたから。ちなみに、長い病気人生の中で何を参考・ヒントにしてきたかというと、自分が無いとかマネをするとかではありませ
んが、「親・兄弟・親戚・祖母」などの「生き様」
医学的なことだけではとてもじゃないけどどうしていいかわからなくなって狂ってしまっていたと思います。
最近、うつ病で病院に通院して薬を飲んでいたら気が狂ってしまったなんていう話を聞きました。痛々しい話です・・・。
私が病を患った数十年前よりメンタルの病気は確実に増えているだろうし、深刻化しているのかもしれません。
ここまで来れた自分は幸せだと思います。だから、「今」ここにいることに凄く意味があると自分でも少しずつですが
思うようになりました。なんだか、しばらくの間、自分自身に自信をなくしていたのか、ここにいる意味を見失って
いたのか・・・。 とはいえ、環境を変えてから病気を治すために自分と向き合ったりいろんなことをやってきたの
だからもっと自信を持ってもいいはずなのに・・・。自分自身に言い聞かしたりもします。
病気・障がいだろうと健康だろうと自分なりの幸せを探して見つけて幸せになればいいと思うし、幸せになる人が増えれば
全体的に不安定な世の中も変わっていくのかななんて私は思います。
糸 - 中島みゆき