私が、十数年の間飲んできた薬。飲む予定だった薬。
抗うつ薬・・・「ルボックス」(SSRI)「トレドミン」(SNRI)「ルジオミール」(四環系抗うつ薬)
精神安定剤・・・「デパス」「ヒルナミン」「ソラナックス」「ホリゾン」「リーゼ」
睡眠導入剤・・・「サイレース」「ベンザリン」「ハルシオン」「マイスリー」「アモバン」「ロフピノール」「レンドルミン」
*睡眠改善薬・・・「ドリエル」「グッスミン」
気分安定剤・・・「バレリン」
胃薬・・・「タガメット」「イサロン」「ガスター10」「パンシロン」「マーロックス」「セルベックス」「セレキノン」
*その他市販薬の胃薬を高校生の時位から飲み続けていた。
下剤・・・「プルセニド」
*精神科に入院時と退院して少しの間飲んでいた。
下痢止め・・・「タンナルビン」
頭痛薬・・・「バファリン」「ロキソニン」など
抗酒薬・・・病気の初期に飲むはずだったが、お酒への依存が酷かったので、逆効果になってしまうので飲まなかった。
末梢神経・・・「メコバマイド」
*ステロイド(神経ブロック注射)
β遮断薬・・・手の震えや体の震え、血圧の関係があったので、選択しようと思ったが飲まなかった。
漢方薬・・・ 「疎経活血湯エキス顆粒」(ソケイカッケツトウエキスカリュウ)
その他・・・「かぜ薬」「花粉症の薬」など
お薬漬けの人生でした。最近、全くと言っていいほど薬を飲まなくなってしまったというか、薬にご縁が無くなってしまいまし
た。
「内科」「外科」「整形外科」「神経内科」「精神科」「脳外科」「循環器内科」
こんな感じで渡り歩いてきました。
10代~20代で、薬漬けだったり、病院を渡り歩いたりあまり良くないことだと私は思います。30代で何とか修正できたし、薬
の依存からなんとか抜け出すことが出来ました。
最近、うつ病に関しては「病院には行かなかった」「抗生物質の薬は飲まず、漢方薬を飲んでいた」など、私自身が治ってから
こういう話を聞く機会が増えてきました。そういう話を聞くと「薬は怖い」と、改めて思います。
「自分の意思で病気と薬から抜け出すことが出来て良かったですね」こういう言葉を頂いたりします。
・うつ病・薬で影響があったこと
1.歯の神経が腐った
病院や薬にお世話になる前、前歯の1本が異常に痛くなり歯医者に駆け込みましたが、虫歯とかではなく神経が腐っていました。
歯医者さんに「脳神経からの影響だね」と言われました。歯の裏から穴をあけて毒出し作業。1年以上はかかりましたが、2~3
年経つと、同じ歯が痛みだし、毒出し作業。その歯を抜いてしまい、偽歯にしようと思いましたが、歯医者さんが「まだ、若い
からなんとか歯をもたせてやりたいな」という意向で、粘り強く治療に通いました。その歯は、今でも生きています。「歯のク
リーニングをして下さい」と言っても、「歯の磨き方が下手くそなんだよ」とか言ってクリーニングしてくれず、歯の磨き方を
教えて下さって、次の通院でやっとクリーニングしてくれるような先生だったので、私は必死で磨きました(笑)子供の頃から
お世話になっていたので、昔は凄く怖い先生だということを私は知っていたので、必死に磨きました。決して悪い先生ではなく、
怖いのか優しいのかよくわからない変わった先生でした。何故か20年位お世話になりましたが。おかげで、30歳越えても、歯で
悩むことはあまりないです。
2.過去に車で単独事故を起こした時に、保険金の関係で少しもめた。
病気になってから1年後位に、少々軽躁状態で運転をしていたら、雪で滑ってガードレールや崖にぶつけました。
正直に警察に届け出て、保険会社に保険金の手続きをしましたが、薬の関係でストップがかかりました。
ディーラーの営業の人からは「薬を飲んでいるなんて余計なこと言っちゃったね」と言われましたが、保険会社の方からは
「変な薬ではないので保険はおります」と言われました。車を運転する側にとって、抗うつ薬や精神安定剤が良いものか悪い
ものかよくわかりませんでしたが、住んでいる土地柄、車がないと生活が困難ともいえるので、運転はしていました。
3.生命保険の契約継続の健康診査で戸惑った。
今の土地に引越してきてから、半年後位に生命保険の契約継続の手続きがありましたが、その時は病院にも通院していたし、薬も
少量服用していました。どうにもこうにも嘘は書けないので、正直に書きましたが・・・。健康診査は通るのか?15年近くお世話
になっている担当の人に相談しましたが、普通に通りました。高校卒業して大手の会社に入社した時に、生命保険には入る気はな
く、半年位断り続け、逃げ回っていたのですが・・・。ある日、携帯電話の知らない番号に出たら、その担当の人が出ました。
携帯番号を意地でも教えなかったのに、知らないはずなのに・・・。ひそかに同期の友達から聞き出していたそうです(笑)
凄い執念だということで、入りました。今となっては、この人が担当で良かったと思いますが。
うつ病だと、生命保険に入りたくても入れない。だいぶ前に、同じうつ病を患っている人たちが言っていました。
すぐ後ろには「自殺」の可能性があるから。
4.髪の毛が抜けた。
シャワーで髪の毛を洗っていると、髪の毛が抜けて浴槽に溜まっていたり、枕元に髪の毛が抜け落ちていたり。当時、薬の影響
があるのかもと、自分でもうすうすは気づいていましたが、本当の原因はわからず。薬を飲まなくなってから、髪の毛は抜けなく
なりました。気のせいかどうかわかりませんが、増えたような気もします。この事も、最近、理容師さんに聞いたのですが、やは
り、精神安定剤などの影響はあるそうです。ガンなどで、抗がん剤の影響で髪の毛が抜けるらしいのですが、精神安定剤やストレ
スの影響で抜ける場合もあるそうです。髪の毛に、ハリやコシが出てきました。「毛先が右・左・斜め・横・・・いろんな方向
を向いているから、色々な所を飛び回って元気っていうことですよ」理容師さんは、こんなことをおっしゃっていました。
そう言っていただけると、元気が出ます(笑)
うつ病・薬の影響で困ったことは他にもありますが、いろんなことが狂ってしまったりするので、ひとつひとつ改善・解決
してきました。本当に薬の怖さを実感します。治療目的で薬を飲むことは悪い事ではないと思いますが、長期的に服用する
ものではないと思いますし、薬を飲んでいて「当たり前」のようにするのはどうかと思います。
私自身、環境を変えてからは病気や薬で作り上げてしまった「偽りの自分」→「本当の自分・本来の自分」に会いたくて
会いたくて会いたくて走り続けてきましたが、これが「自分探し」というものなのかもしれません。
人生の方向や選択は自分自身で決める。もし、今の道を選んでいなかったら私は今頃「生」ではなく「死」を意識して生きて
いたと思います。そう考えれば、薬というのは「残酷」だと思います。精神安定剤など飲んでいると、イメージとか希望とか
夢とかが全然見えなくなってしまいます。「生きることにご縁がないのではないか?」と思ったこともあります。
子供の頃から、情緒不安定なところはあって、20代でうつ病になり薬物療法で過ごしてきましたが、後悔や惨めさなどはありませ
んが、私のようなこんな人生はあまりお勧めできません。ダメです。少なくとも、薬を飲み続けて偽り続けるのは本当に人生に凄
く影響すると思います。生まれてきてから30年以上で、やっと自分というものが見えてきたし、整ってきているように思います。
長い旅だなぁ(笑)
MISIA「逢いたくていま」