歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

21世紀研究会編「食の世界地図」(文春新書)

2007-10-29 23:20:59 | 読書
 21世紀研究会編「食の世界地図」(文春新書)を読みました。食に関する古今東西の蘊蓄が盛り込まれている本です。
 個人的に「へぇ」だったのが、ファミレスでも普通に供される「シーザーサラダ」の起源です。私はてっきりローマ帝国の礎を築いたジュリアス・シーザーに由来する由緒あるサラダだろうと思っていたのですが、全く違いました。20世紀のメキシコのレストランで、たくさん押し寄せてきた客に出すサラダの材料が足りなくなり、苦し紛れに有り合わせの材料で作って出したところこれが好評で、店の名前にちなんで「シーザーサラダ」と名付けたのだそうです。 
 ちょっと西洋料理に話題が偏っているように感じますが、ちょっと一杯やるときの話のネタ元に使えるかもしれません。スポーツなどとは異なり、食べ物の話題は相手を問わず当たり障りがありませんからね。