歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

理数の落日。

2007-07-04 20:34:28 | Weblog
電車の中で見かけた某進学塾の広告です。「理数の落日。」と、ちょっとドッキリするコピーが大きく書かれています。横には以下のメッセージが。

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かつては日本の子どもたちが得意としていた理科・数学。でも小中学生の得点は国際比較で下がるばかり。理数力は論理的思考の基礎。しっかり身につけたいもの。
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同感です。しかしながら、理数力の低下は国の行く末を危うくしかねない問題なのですから、本来は公教育がもっとしっかりするべきでしょう。

いまどきの習字の授業

2007-07-04 00:54:37 | ニュース・雑感
小学生の頃、習字はあまり好きな科目ではありませんでした。筆を持って半紙に向かう際にはきちんとした姿勢を取らなければなりませんし、硯で墨を摺っている間の沈黙も、なんとなく「精神修養」の時間といった感じですし、そもそも課題として与えられる字も「大地」などありふれたものばかりで、なんとも退屈なものでした。

先日、パソコンの中に入っている写真を整理したところ、面白い写真が出てきました。娘が通っていた小学校を訪れた際、教室に展示されていた習字の作品がなんともユニークだったので、思わず撮影したものです。

小学3年生の作品です。





小学6年生の作品です。



「困」に「肉体」に「そうめん」です(笑)
昔と違って、今の習字の時間は子供たちの豊かな表現力を伸ばすことに主眼が置かれているようですね。楽しいだろうなあ。
しかしながら、小学生時代の私が退屈に感じた当時の習字の授業も、今から振り返れば日本の文化を教わる大切な時間だったと思います。小学生にとってはいまどきの習字の授業の方が楽しいに決まっていますが、先祖から受け継いできた日本の文化をしっかり伝えていく機会も、学校教育のどこかで設けたほうがよいのではないでしょうか。