クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

「天地人」、県から見る“直江兼続”と“お船”の恋愛観は?

2009年01月28日 | 恋部屋
“埼玉県人会”の賀詞交歓会に出席し、
いろいろな方とお話をする中で、
「埼玉県の人は……」という話になった。

埼玉はとてもおおらかで、親切な人が多いのだが、
悪く言えば、他県に比べてハングリー精神が希薄。
全ての人がそうでないにしても、
そう言われることが多い、とのこと。
そういえば、高知から埼玉に越してきた人もそう言っていた。
県別の性格の違いはあるらしい。

ところで、「天地人」は第三回目から恋の予感がしている。
第四回目は「年上の女(ひと)」
上杉景勝はお船に初めて恋をしているし、
直江兼続もその予感を仄めかす。

活発で「じゃじゃ馬」であるお船に対し、
景勝や兼続は絵に描いたような純情ぶり。
年の差がどうであれ、女が一枚上手の方がその仲も円満で、
出世させやすいかもしれない。
お船も年上の女を演じているが、
恋愛に関してはまだ不器用な一面もあるようである。

では、越後人はどんな性格なのだろう。
その手の事典を見てみると、男は勤勉で真面目、
女は社交的で明るく、情に厚いらしい。

恋愛はというと、男は純情すぎて消極的。
しかし、一度つき合うと裏切ることは少ないとのこと。
一方、女はミーハーは一面があるものの、恋愛は意外に慎重。
そして、夫を尻に敷く可能性が大だという。
離婚率はかなり低い。

このような性格が、景勝や兼続、お船に見られるだろうか。
ちなみに、越後出身の有名人には、田中真紀子、渡辺謙、小林幸子、川合俊一、
樋口可奈子、三田村邦彦がいる。

お船は兼続の心をチクチク刺すような言葉を言うが、
決して小馬鹿にはしていない。
あくまでも一枚上手。
酒の強さも男に負けていない。
いずれ「夫を尻に敷く」のだろうか。
景勝や兼続の前で、しばしば意表を突く年上の女(ひと)は、
越後の美酒のごとく
艶めく笑みを浮かべている。

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2 コメント

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Unknown (モデル志望)
2009-01-28 21:23:03
わたしもおっとりしたおおらかな新潟で恋愛していました。今もあんまり、ハングリー精神ってないかもしれないですね。
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モデル志望さんへ (クニ)
2009-01-30 07:42:45
県別の性格は遠からず思い当たる節がありますよね。
ただ、戦国時代には「県」がなかったわけで、
「国」別の性格の違いがあったら、
県とは異なるんだろうなぁと思います(^^;)
返信する

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