クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

戦後70年目の夏、“熊谷空襲”の展示を開催している?

2015年08月27日 | お知らせ・イベント部屋
熊谷市立図書館美術展示室では、
「戦国70周年記念 熊谷空襲の記憶展」が開催中だ。

終戦日の前夜、空襲を受けたことで知られる熊谷。
あと1日終戦が早ければ……。
その想いはずっと続くのだろう。

空襲後の荒廃した風景を撮影した写真や、
熱で歪んだ仏具、焦げた祖師像や血に染まった手ぬぐいなど、
その被害を生々しく伝える資料が展示されている。

かつて熊谷市出身の森本誠一氏の講演を聞きに行ったとき、
空襲で焼けただれた焼死体の話をされていたのを覚えている。
展示を見ながらその言葉がよみがえった。
現実は、展示資料だけでは語り尽されないほど、凄惨なものだったのだろう。

展示室の中央には、熊谷空襲を題材にしたDVDが流れている。
30分くらいのアニメである。
途中から見始めたのだが、涙がにじみ出てきた。
子どもが泣き叫んだり、辛い目にあったりしているものを見ると、
深い悲しみと怒りを覚える。

子どもが被害にあう痛ましい事件も増えているが、
あってはならないことだ。
繰り返してはならない。
事件も戦争も。

「熊谷空襲の記憶展」は8月30日(日)まで。
開館時間は午前9時~午後5時となっている。

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