とてもとてもいい映画でした
俳優として行きづまりや疑問を感じていたイーサン・ホークが、現在89歳の元ピアニスト、
シーモア・バーンスタイン氏に出会って、その人柄とピアノに魅了され、ドキュメンタリー映画を
撮りました。
とある曲の、右手のオクターブの跳躍の仕方を何度も何度も試して最高の弾き方を導き出す
シーンから始まります。
ピアニストとして輝かしい成功を収めていた50歳で、現役ピアニストを引退、以降、数多くの
人に指導してきました。
その指導はピアノだけに留まらず、豊かな人生のエッセンスにあふれています
「ベートーヴェンは、自身の女性性を抑えつけていた」
「ソフトペダルを使うことに罪を感じなくてよい」
「変ロ長調の曲が多いのは、宇宙のとあるブラックホールと共鳴している可能性がある」
などなど、個人的に気になるキーワードも満載でしたが、
公式HPにシーモア先生の言葉の数々が載っているので、是非見てみて下さい
http://www.uplink.co.jp/seymour/aboutseymour.php
スタインウェイ社の試弾室で、たくさんのスタインウェイを弾き比べ、
バシバシだめ出ししちゃうし
その代わり、最高の1台も見つけて超お気に入りに
その試弾室で、生徒さんと弾くラフマニノフのコンチェルトは素晴らしかった
全部聴きたい
本当に素敵な映画でした。
DVD出ないかな…