(日経10/7:総合2面)
スーパーカミオカンデには微細の光を電子に変換して検出する光電子増倍管が約1万3000本使われている。その開発・製造を一手に引き受ける浜松ホトニクスは、ノーベル賞受賞の研究に貢献したのが今回で3回目となる。
最初が2002年の小柴昌俊氏。カミオカンデに用いた光電子増倍管は、当時社長だった昼馬輝夫会長が、前例の無い超大型タイプの製品化を赤字覚悟で請け負い実現した。13年にピーター・ヒッグス氏らが受賞した際の検出用センサーを手掛けたのも同社だ。
今回使われたスーパーカミオカンデはカミオカンデ用光電子増倍管をさらに改良した。同社は「偉大な研究実験に弊社も参画できたことに感謝申し上げます」というコメントを6日、発表した。
浜松市に本社を置く浜松ホトニクスは1926年に世界で初めてブラウン管に「イ」という映像を映し、「テレビの父」といわれた高柳健次郎氏の門下生が創業。世界トップシェアの光電子増倍管は、がんの検査に使う陽電子放射断層撮影装置(PET)などにも用いられている。
スーパーカミオカンデには微細の光を電子に変換して検出する光電子増倍管が約1万3000本使われている。その開発・製造を一手に引き受ける浜松ホトニクスは、ノーベル賞受賞の研究に貢献したのが今回で3回目となる。
最初が2002年の小柴昌俊氏。カミオカンデに用いた光電子増倍管は、当時社長だった昼馬輝夫会長が、前例の無い超大型タイプの製品化を赤字覚悟で請け負い実現した。13年にピーター・ヒッグス氏らが受賞した際の検出用センサーを手掛けたのも同社だ。
今回使われたスーパーカミオカンデはカミオカンデ用光電子増倍管をさらに改良した。同社は「偉大な研究実験に弊社も参画できたことに感謝申し上げます」というコメントを6日、発表した。
浜松市に本社を置く浜松ホトニクスは1926年に世界で初めてブラウン管に「イ」という映像を映し、「テレビの父」といわれた高柳健次郎氏の門下生が創業。世界トップシェアの光電子増倍管は、がんの検査に使う陽電子放射断層撮影装置(PET)などにも用いられている。