〔15.3.28.日経新聞:企業2面〕
三井不動産、三菱地所、野村不動産の3社は千葉市幕張で首都圏で最大規模のマンション開発に乗り出す。千葉県から約17ヘクタールの土地を買い取り、約4千戸を整備する。開発プロジェクトには地方銀行や商社も参加し、土地代を含む総投資額は1千億円を超すとみられる。子育て世帯を対象に価格を抑えた物件を共同で開発する。
開発するのはJR京葉線の海浜幕張駅から徒歩10分の若葉住宅地区。土地を持つ千葉県が3社を中心とした共同提案を受け入れ来週にも事業予定者に決定する。年内に300億円弱で土地の売買契約を結び、2016年にマンションを着工する計画だ。18年ごろに入居が始まり、最終的に約1万人が居住する。3社は複数のマンションに加え、商業施設も整備する。
20年の東京五輪開催を追い風に東京都の臨海部ではマンション開発が相次いでいる。1戸当たりの価格は地価や建築費の上昇で5千万円以上と高騰している。幕張はJR東京駅から電車で約40分で、近隣で商業施設やホテルの新増設も続いている。都心より広めにし、価格も4000万円前後にすれば需要は十分にあるとみられる。
同地区は千葉県が1970年代に整備した。文教地区として大学や研究所の集積を目指したが、早稲田大学の誘致に失敗。08年に住宅用地としての利用にかじを切り、道路の整備などを進めていた。
三井不動産、三菱地所、野村不動産の3社は千葉市幕張で首都圏で最大規模のマンション開発に乗り出す。千葉県から約17ヘクタールの土地を買い取り、約4千戸を整備する。開発プロジェクトには地方銀行や商社も参加し、土地代を含む総投資額は1千億円を超すとみられる。子育て世帯を対象に価格を抑えた物件を共同で開発する。
開発するのはJR京葉線の海浜幕張駅から徒歩10分の若葉住宅地区。土地を持つ千葉県が3社を中心とした共同提案を受け入れ来週にも事業予定者に決定する。年内に300億円弱で土地の売買契約を結び、2016年にマンションを着工する計画だ。18年ごろに入居が始まり、最終的に約1万人が居住する。3社は複数のマンションに加え、商業施設も整備する。
20年の東京五輪開催を追い風に東京都の臨海部ではマンション開発が相次いでいる。1戸当たりの価格は地価や建築費の上昇で5千万円以上と高騰している。幕張はJR東京駅から電車で約40分で、近隣で商業施設やホテルの新増設も続いている。都心より広めにし、価格も4000万円前後にすれば需要は十分にあるとみられる。
同地区は千葉県が1970年代に整備した。文教地区として大学や研究所の集積を目指したが、早稲田大学の誘致に失敗。08年に住宅用地としての利用にかじを切り、道路の整備などを進めていた。