〔15.1.11.日経新聞:日曜に考える4面〕
今週(13~16日)の日経平均株価は不安定な値動きが続きそうだ。世界の市場を動揺させている原油価格の下落が止まらず、欧州経済懸念も強い。企業業績は堅調で、日銀の上場投資信託(ETF)買いを支えに需給は良好だが、リスク回避の動きが広がりやすい地合いが続く。海外発の材料をきっかけに値動きが荒くなる展開もありそうだ。
前週の日経平均は昨年末比で253円(1.45%)下落した。9日発表の米雇用統計は強弱材料が交錯した。原油安が改めて意識され、9日の米シカゴ市場で日経平均先物の清算値は大阪取引所の日中終値を295円下回った。週明けの東京市場は売りが先行する公算が大きい。
売り一巡後も本格的な買いは入りづらいとの声が多い。今月下旬にギリシャの総選挙や欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、投資家は持ち高を買いに傾けにくいからだ。原油安も引き続き相場の重荷となる。
13日に2014年12月の景気ウオッチャー調査、15日に11月の機械受注統計が発表される予定。弱い内容だと売りが優勢になる可能性がある。
今週(13~16日)の日経平均株価は不安定な値動きが続きそうだ。世界の市場を動揺させている原油価格の下落が止まらず、欧州経済懸念も強い。企業業績は堅調で、日銀の上場投資信託(ETF)買いを支えに需給は良好だが、リスク回避の動きが広がりやすい地合いが続く。海外発の材料をきっかけに値動きが荒くなる展開もありそうだ。
前週の日経平均は昨年末比で253円(1.45%)下落した。9日発表の米雇用統計は強弱材料が交錯した。原油安が改めて意識され、9日の米シカゴ市場で日経平均先物の清算値は大阪取引所の日中終値を295円下回った。週明けの東京市場は売りが先行する公算が大きい。
売り一巡後も本格的な買いは入りづらいとの声が多い。今月下旬にギリシャの総選挙や欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、投資家は持ち高を買いに傾けにくいからだ。原油安も引き続き相場の重荷となる。
13日に2014年12月の景気ウオッチャー調査、15日に11月の機械受注統計が発表される予定。弱い内容だと売りが優勢になる可能性がある。