日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

銅、4年半ぶり安値圏 国際相場、中国景気に不透明感

2015年01月07日 | 素材:非鉄(銅・アルミ等)
〔15.1.7.日経新聞:マーケット商品面〕
 銅の国際相場が一段と下落している。指標になるロンドン金属取引所(LME)の銅地金相場は6日、1トン6150ドルと直近高値の昨年12月上旬から6%安く取引された。5日には一時6095ドルと、約4年半ぶりの安値圏で推移している。

 原油安や欧州債務不安への警戒、中国景気の不透明感を背景に投資家心理が再び悪化し、投資資金の流出が続いている。LMEの銅で市場規模を示す建玉は30万6200枚(1枚25トン)と、1カ月前から7%減った。

 中国が今年から銅製品への輸出税の還付を拡大する方針を示した点も弱材料だ。「今後、中国の製品輸出が増え、アジアの需給緩和を招くとの連想につながっている」(三井物産LME営業室の池崎慎哉チーフトレーダー)からだ。

 銅は足元の在庫も増加傾向だ。今後の相場見通しについて、オフィスKの多田克己代表取締役は「6000ドル割れを試す可能性はある」と述べている。ただ、これまで下げが続いたことで、投資家に値ごろ感が生じているとの声もある。

 ほかの非鉄金属ではアルミニウムが1トン1810ドル台と約7カ月ぶりの安値になった。原油につれて売られた面もあるが、有力な商品指数連動型ファンドでアルミの配分を引き下げた影響も出た。

 非鉄などの下げを受け、ドル建てで商品全体の値動きを示す「日経国際商品指数」は5日、137.986と約5年半ぶりの低水準になった。 

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