日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

東証6/8:小幅続落、欧米金利への警戒感重荷 一時2週ぶり安値 

2015年06月09日 | 相場概況(株式&為替)
[東京 8日 ロイター]
日経平均
終値      20457.19 -3.71
寄り付き    20537.85
安値/高値   20359.06─20544.94

TOPIX
終値       1661.99 -5.07
寄り付き     1672.69
安値/高値    1657.99─1673.16

東証出来高(万株) 211708
東証売買代金(億円) 22881.79

東京株式市場で日経平均は小幅続落となった。5月米雇用統計が市場予想を上回る内容となりドル高/円安が進行。国内では1━3月実質GDP(国内総生産)2次速報が大幅上方修正となったことも好感され、朝方は買いが先行した。だが欧米金利の動向などへの警戒感から利益確定売りに押され、指数は一時2週ぶりの安値を付けた。後場に入ると日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑が広がり一時プラス圏に浮上した。

前週末の米雇用統計の発表を受け、外為市場では一時1ドル125円後半までドル高/円安が進行したものの、きょうの東京市場で主力輸出株は軟調に推移した。トヨタ自動車 が前週末比で1%超安。大手電機株も総じて下落した。

寄り付き前に内閣府が発表した1─3月期実質GDP2次速報値は年率換算でプラス3.9%。1次速報値(プラス2.4%)から大幅な上方修正となった。市場では良好な需給や円安基調の継続、回復基調にある国内景気など「日本株には好条件がそろっている」(外資系運用会社)と評価する声もあったが、海外市場の不透明感が日本株の重荷となった。「欧米金利の上昇への警戒感とともに、米国の利上げへの意識が高まった」(丸三証券・経済調査部長の安達誠司氏)という。

今週末にメジャーSQ(特別清算指数)算出を控え、先物でポジション調整的な売りが出たとの声も聞かれた。日経平均の下げ幅は一時100円超となり、5月25日以来の安値水準まで下落。その後は日銀によるETF買いへの思惑から一時プラス圏に転換したものの、大引けにかけては方向感の乏しい動きとなった。

個別銘柄では三重交通グループホールディングス がストップ高比例配分。2016年の主要国首脳会議(サミット)の開催地が三重県志摩市に決定したことで、沿線地域への経済効果などの期待から材料視された。近鉄グループホールディングスや百五銀行 、三重銀行 もしっかり。

半面、東京製綱 が軟調。5日、公募による自己株の処分などで最大約38億円を調達すると発表したことで、需給悪化などを懸念する売りが出た。

東証1部騰落数は、値上がり856銘柄に対し、値下がりが875銘柄、変わらずが154銘柄だった。 (長田善行)


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