〔15.3.4.日経新聞:アジアBiz面〕
【ジャカルタ=渡辺禎央】インドネシア初の地下鉄区間を含む都市鉄道(MRT)建設で、三井物産が率いる企業連合が運行管理システムなどを受注する見通しとなった。入札で最終的な交渉権を得ており、受注額は300億円程度。3日は住友商事と日本車両製造も130億円の車両受注を発表しており、2018年の開業を目指すMRTの整備が本格化する。
三井物産は神戸製鋼所、東洋エンジニアリングと組む。神鋼が信号や運行管理に要する機材の設計・施工を手掛け、東洋エンジと同社現地子会社が軌道などを含めた工程管理を担当するもよう。
神鋼は東京都の「ゆりかもめ」や「日暮里・舎人線」などで都市交通システムの実績がある。東洋エンジは石油化学プラントなど海外での大型インフラ建設の納期・コスト管理を得意とする。
住商と日本車両は96両の車両を受注した。1編成6両で計16編成。愛知県の工場で生産する。
MRTは円借款を活用するプロジェクトで、ジャカルタ中心部と南郊の15.7キロメートルを結ぶ。
【ジャカルタ=渡辺禎央】インドネシア初の地下鉄区間を含む都市鉄道(MRT)建設で、三井物産が率いる企業連合が運行管理システムなどを受注する見通しとなった。入札で最終的な交渉権を得ており、受注額は300億円程度。3日は住友商事と日本車両製造も130億円の車両受注を発表しており、2018年の開業を目指すMRTの整備が本格化する。
三井物産は神戸製鋼所、東洋エンジニアリングと組む。神鋼が信号や運行管理に要する機材の設計・施工を手掛け、東洋エンジと同社現地子会社が軌道などを含めた工程管理を担当するもよう。
神鋼は東京都の「ゆりかもめ」や「日暮里・舎人線」などで都市交通システムの実績がある。東洋エンジは石油化学プラントなど海外での大型インフラ建設の納期・コスト管理を得意とする。
住商と日本車両は96両の車両を受注した。1編成6両で計16編成。愛知県の工場で生産する。
MRTは円借款を活用するプロジェクトで、ジャカルタ中心部と南郊の15.7キロメートルを結ぶ。