日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

経済・安保は岡田代表「直轄」 民主新体制1カ月  党運営、細野氏とは距離

2015年02月19日 | 国内:政治&選挙
〔15.2.19.日経新聞:政治面〕


 民主党代表に岡田克也氏が就任してから18日で1カ月を迎えた。安倍政権との対立軸を打ち出す経済政策、党内を二分する安全保障政策の取りまとめはいずれも代表直轄のラインが仕切る。代表選を争った細野豪志政調会長を重要政策から遠ざける党運営の構図が定着しつつある。

 「『毎回出る』と言ったら、出ない方がいいと言われてしまって……」。18日、党安全保障総合調査会の初会合。正面の役員席に座った岡田氏は出席者の笑いを誘いつつ、安保論議に積極的に関わる意向を示した。

 政府が今国会に提出する安保法制への対応は、安保政策のまとまりがない民主党にとって最大の懸案だ。岡田氏は安保総合調査会長にベテランの北沢俊美元防衛相、副会長に保守派の論客である長島昭久元防衛副大臣と、リベラル系の辻元清美氏を並べる布陣をつくった。

 民主党は経済政策で対立軸をつくりたいと格差是正策を練る。検討作業の中心は、長妻昭代表代行が率いる「共生社会創造本部」だ。これらの政策づくりは党や国会の運営と一体であり、特に安保では安住淳国会対策委員長代理が積極的に関与する構え。安住氏は記者会見を定例化した。

 政策責任者であるはずの細野氏は2つの重要政策に深く関われない。岡田氏は毎週金曜朝に枝野幸男幹事長ら幹部と非公式の会議を開いているが、蓮舫代表代行や郡司彰参院議員会長は出席していても、細野氏はメンバーになっていない。

 細野氏自身は「岡田体制を支える」と語っている。しかし、親しい議員の一人は「政調会長を受けるべきでなかった」とぼやき、党内にはしこりが残る。

 岡田氏は18日、連合の古賀伸明会長と会談した。若手には労働組合への過度の依存を戒めている岡田氏だが、党内の基盤固めのために連合との信頼関係を維持する努力は続けている。

 19日の衆院予算委員会で岡田氏は1時間半にわたって質問に立つ。16日の衆院本会議での代表質問に続き、安倍晋三首相との直接対決に挑む。 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。