日本株と投資信託のお役立ちノート

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(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

7011 三菱重工、ブラジルで圧縮機生産 化学プラントに供給

2015年01月14日 | 15.機械
〔15.1.14.日経新聞:企業2面〕

三菱重工コンプレッサの広島工場ではフル生産が続く(広島市)

 三菱重工業は2015年中にブラジルでコンプレッサー(圧縮機)の生産を始める。現地で需要が拡大する石油化学プラントなどに供給する。ロシアでも現地メーカーへの生産委託を検討している。海外では米国で今春から工場が稼働する。プラント向けの大型コンプレッサーの現地生産を広げ、大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)や独シーメンスを追い上げる。

 子会社の三菱重工コンプレッサ(広島市)がブラジルの機械メーカーと協力し、10億~20億円を投じてサンパウロ近郊に工場を設ける。タービンなどの主要部品を広島工場から輸出し、現地で年20台程度を組み立てて出荷する計画だ。

 圧縮機は工場やプラントの機械設備を動かすために気体の圧力を高めるのに使う。圧縮機の納入価格は設備の規模によるが、1台あたり数億円になる。ブラジルでは食糧生産用の肥料などを製造する化学プラントでの採用を見込んでいる。

 三菱重工コンプレッサは15年3月に米ヒューストンで工場を稼働させる予定だ。シェールガスを使う化学プラントなどに供給し、日本の生産能力は年120~140台だが、米と合わせた生産能力を同200台程度にする。天然ガスのパイプライン向けに需要が見込めるロシアでも生産委託などを検討する。

 世界の圧縮機の売上高は100億ドル(約1兆2000億円)規模で三菱重工コンプレッサの売上高のシェアは1割弱。14年度の受注額は約1000億円と13年度より約4割増える見込み。海外生産拡大をテコに17年度に1300億円をめざす。

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