〔15.3.6.日経新聞:マーケット総合2面〕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/a3/0645727bf678c3af067da5f63fdc2182.jpg)
任天堂株が堅調だ。2月17日から3月3日まで11営業日連続で上昇した後、4日に下落したが、5日は急反発した。一時前日比5%(620円)高の1万3625円まで上げ、2014年12月10日以来約3カ月ぶりの高値水準を付けた。米運用会社キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーが5日提出した大量保有報告書で、任天堂株の保有割合を13.41%から14.20%に引き上げたことが材料視された。
任天堂はガンホー・オンライン・エンターテイメントと「ニンテンドー3DS」向けゲームを共同開発すると1月に発表した。米運用会社が任天堂株の保有を増やした理由について、市場では「任天堂がスマートフォン向けゲームに参入する可能性を感じたのでは」(メリルリンチ日本証券の江口博康アナリスト)との見方がある。
15年3月期の連結最終損益は300億円の黒字(前期は232億円の赤字)を見込む。業績回復途上にあるため、予想PER(株価収益率)は53倍台で、東証1部平均の17倍台を上回る。一方、PBR(株価純資産倍率)は1.42倍と、東証1部平均の1.49倍とほぼ同水準で割高感はない。先行きについては「ゲームのヒット商品が出るかどうか不透明感がある」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長)との声も聞かれた。
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任天堂株が堅調だ。2月17日から3月3日まで11営業日連続で上昇した後、4日に下落したが、5日は急反発した。一時前日比5%(620円)高の1万3625円まで上げ、2014年12月10日以来約3カ月ぶりの高値水準を付けた。米運用会社キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーが5日提出した大量保有報告書で、任天堂株の保有割合を13.41%から14.20%に引き上げたことが材料視された。
任天堂はガンホー・オンライン・エンターテイメントと「ニンテンドー3DS」向けゲームを共同開発すると1月に発表した。米運用会社が任天堂株の保有を増やした理由について、市場では「任天堂がスマートフォン向けゲームに参入する可能性を感じたのでは」(メリルリンチ日本証券の江口博康アナリスト)との見方がある。
15年3月期の連結最終損益は300億円の黒字(前期は232億円の赤字)を見込む。業績回復途上にあるため、予想PER(株価収益率)は53倍台で、東証1部平均の17倍台を上回る。一方、PBR(株価純資産倍率)は1.42倍と、東証1部平均の1.49倍とほぼ同水準で割高感はない。先行きについては「ゲームのヒット商品が出るかどうか不透明感がある」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長)との声も聞かれた。