(日経7/20:企業面)
工作機械大手が「エントリーモデル」とよぶ低価格機種の増産に乗り出す。DMG森精機が2016年度に約3割増産し、オークマは台湾に新工場を設けて生産能力を1.5倍にする。工作機械はスマートフォン(スマホ)関連の受注が落ち込んでいるが、エントリーモデルで扱う機械部品などの需要は底堅いとみており、低価格を武器に台頭する中国・韓国勢に対抗できる体制を整える。
世界最大手、DM . . . 本文を読む
(日経7/20:企業面)
三菱重工業はオーストラリアが日独仏のいずれかから調達する新型潜水艦について、建造の事業化調査(FS)を受注した。日豪政府の契約に基づくFSで、受注額は8億円程度とみられる。川崎重工業も参画する。
豪州は総予算500億豪ドル(約4兆6千億円)で最大12隻の潜水艦を購入する計画を立てており、三菱重工と川崎重工の建造で静粛性や燃費性能に優れた「そうりゅう」型の導入に意欲を . . . 本文を読む
(日経7/15:投資情報面)
日本精工の2015年4~6月期の連結営業利益が前年同期比13%増の230億円前後になったもようだ。4~6月期としては2年連続で過去最高を更新した。米州や中国での自動車部品事業が好調を維持するなど、海外の収益拡大がけん引した。外国為替相場が想定よりも円安水準で推移しており、円安効果も利益を押し上げた。
4~6月期の売上高は5%増の2400億円前後だったようだ。 . . . 本文を読む
(日経7/14:投資情報面)
半導体製造装置を手掛けるディスコの業績が好調だ。2015年4~6月期の連結営業利益は前年同期比6割増の90億円前後と、この期間としては3年連続で過去最高になったようだ。スマートフォン(スマホ)などの普及を追い風に半導体メーカーの設備投資が活発だ。半導体生産量の増加で利幅の大きい交換部品の販売が伸びて利益率が大幅に改善した。
欧米や日本の半導体メーカーに切断装置 . . . 本文を読む
(日経7/11:企業面)
井関農機は中国に工場を新設し、同国での生産能力を従来比約6倍の年間6万台に高める。現地で生産・販売を手掛ける合弁会社が約90億円を投じて建設し、新たにトラクターの生産を始める。中国は政府が労働集約的だった農業の機械化を促しており、農機市場は世界最大級に成長する見込み。IHIなども含め日本の大手が市場攻略に動き出す。
左:井関農機はトラクターなどの中国での市場拡大を . . . 本文を読む
(日経7/11:投資情報面)
小型建設機械メーカーの竹内製作所が10日発表した2015年3~5月期連結決算は、純利益が前年同期比81%増の31億円だった。円相場の下落で為替差益を3億7000万円計上した。
8月末に1株を3株に分割し、2016年2月期の配当を14円とすると発表した。従来予想は36円(前期実績は27円)で株式分割を考慮すると前期比で15円の増配、従来予想比では6円の上積みとなる . . . 本文を読む
(日経7/10:企業総合面)
好調な工作機械受注をけん引してきた海外需要にブレーキがかかった。日本工作機械工業会が9日発表した6月の工作機械受注額(速報値)のうち外需は757億円と前年同月比10.9%減少。中国向けのスマートフォン(スマホ)関連受注が落ち込み、21カ月ぶりの2ケタ減となった。中国の株安やギリシャ債務問題などもあり、先行きに慎重な見方も出ている。
電子機器や車などの製造に . . . 本文を読む
(7/8日経:投資情報面)
不二越が7日に発表した2014年12月~15年5月期連結決算は、純利益が前年同期比20%増の57億円と、上半期として4年ぶりに過去最高を更新した。前期に海外子会社の連結決算の算入時期を変更した影響を除くと、実質的に32%増となる。自動車生産用工具などが好調だったほか、前期に計上した海外の独禁法違反の課徴金の影響がなくなった。
営業利益は96億円と実質ベースで1%増 . . . 本文を読む
(企業総合面)
ダイキン工業は3日、2015年度に家庭用エアコン生産の一部を中国から日本国内に戻すと発表した。提携先である中国大手の珠海格力電器への委託分と自社工場の日本向け機種の生産を合計で、前年度に比べ約2割、15万台減らす。ドルや中国元に対する円安の進行や人件費の上昇で中国生産の利点が薄れており、生産の国内回帰を加速する。
滋賀製作所(滋賀県草津市)の今年度の生産台数を同20万台増の1 . . . 本文を読む
〔15.5.09.日経新聞:企業2面〕
経営戦略について説明する宮永社長
三菱重工業は8日、2015年度から3カ年の中期経営計画を発表した。18年3月期の連結売上高目標は5兆円と現在より1兆円超の上積みだ。30年以上2兆~3兆円前後で推移してきた同社にとって未体験の成長カーブ。宮永俊一社長は要所のトップに出身分野にこだわらず実力派を据える大胆人事で布石を打ってきた。巨大組織を動かし、飛躍 . . . 本文を読む
〔15.5.09.日経新聞:企業2面〕
東芝は8日、2015年3月期の連結営業利益が3300億円などとしていた業績予想を取り下げるとともに、期末配当を見送ると発表した。一部のインフラ工事で不適切な会計処理が発覚し、社内外の委員会で調べてきたが、さらに慎重な調査が必要になった。決算発表は6月以降にずれ込む。
14年3月期に計上したインフラ案件で会計処理に問題があったと4月3日に発表した。当初も . . . 本文を読む
〔15.5.09.日経新聞:投資情報2面〕
IHIは8日、2016年3月期の連結純利益が前期比5.4倍の490億円になる見通しだと発表した。前期に業績大幅下方修正の原因となったブラジルの海洋事業の特別損失が消え、3年ぶりに過去最高を更新する。年間配当は6円で据え置く。
売上高は9%増の1兆5800億円。自動車エンジンの燃料効率を上げるのに用いるターボチャージャー(過給機)の販売が好調なほか . . . 本文を読む
〔15.4.9.日経新聞:投資情報面〕
小型建設機械メーカーの竹内製作所は8日、2015年2月期の連結業績予想を上方修正した。純利益は前の期比66%増の76億円と過去最高を更新した。従来予想は28%増の59億円。海外で小型建機の販売が好調だったうえ、円相場の下落で14億円の為替差益を計上した。
売上高は30%増の698億円(従来予想は25%増の670億円)。欧州での建機販売台数が計画を上回っ . . . 本文を読む
〔15.4.8.日経新聞:1面〕
コマツはビッグデータ解析で米ゼネラル・エレクトリック(GE)と提携する。世界の鉱山で生産設備の稼働データをインターネットから収集して共同分析する。採掘から物流、発電まで鉱山全体の最適な運用を実現し、生産コストを1割削減する。様々な機器がネットにつながる時代を迎え、サービスと製品を一体で提供する製造業の新しいモデルが広がってきた。
機器同士をネット接続する . . . 本文を読む
〔15.4.7.日経新聞:投資情報面〕
IHIは6日、2015年3月期の連結決算にブラジルの造船事業に関連し53億円の損失を計上すると発表した。投資目的会社を通じて出資するブラジルのアトランチコスル造船所の経営が悪化し、投資を回収する可能性を厳しく見積もる必要があるため、のれんなどを一括償却する。
営業外損失か、あるいは特別損失として計上する。前の期比6%増の350億円と見込む15年3月 . . . 本文を読む