くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

勇壮と言うか

2005-08-09 14:36:25 | ノンジャンル
何とも荒っぽい祭りだった。
久々にスカッとするっちゅ~か、ウッヒャァ~ッ!とか言いながら、
げらげら笑ったりして写真を撮ってました。
暑かったけど、なかなかな体験。
見せ場を終えた男たちの顔が、これまたすがすがしくて良かったなぁ。


なんともきらびやかな船。
かつて行われていた鯨漁が、いかにこのあたりを潤してきたか、うかがえるというもの。


若者の操る暴れ鯨は、「イ~ヨイヨイヨ!イ~ヨイヨイヨ!」と奇声を発しながら観衆の中につっこんでいって体を震わせ、女子供やら爺婆に「わぁ~」とか「きゃぁ~!」言わせてましたね。
うひひひひ、おもしろい!


石車のついた船には、お囃子の連中や舞を踊る子供たちも乗っているのだけれど、船を押す連中が盛んにローリングさせる、路上で引き回す、あげく廻転させるの狼藉三昧。
やりすぎて横倒しになる一幕も。
威勢が良いったらありゃしない。
あはは、もっとやれぇ~っ!


祭りのパワーは半端じゃない。
見よこの石車のあとを。


クライマックス!
ひときわ高く身をもたげた鯨を、ついに仕留る。
木遣りやら囃子の笛がもの悲しく盛り上がる。
あぁ、祭りの歌は、どうしてああも切ないのかなぁ。

荒々しく、美しく、もの悲しい日本の祭り。
激しい生命のほとばしりも、それは一瞬のものでしかない。
が、それはまた、未来永劫へと連綿と受け継がれていくものでもある。
そんなことを考えさせる旋律だけれど、
夏の暑さと爽やかな汗が、一瞬の切なさを吹き払ってしまう。

あとに残るのは、美しい夕映えばかり。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿