こんにちわ、「くまドン」です。
今回は、江戸川区（えどがわく）の葛西臨海公園（かさいりんかいこうえん）で野鳥撮影した時の話です。
最初は早起きして、日の出前に到着しました。撮影日は昨年・平成２５年の２月１０日頃です。
東の空は赤いですが、上空の黒い雲が少し気になります。
対岸のディズニーランドがある浦安側から朝日が昇ってきます。
飛ぶ鳥も無く、そのまま静かに朝日が上の雲にかかり始めました。
（絵画調）
雲の上に太陽が出ると光が強すぎて、ゴースト・フレアがひどくなりますので、この辺が限界の様です。
（絵画調）
下の絵は、広重の名所江戸百景「第７１景 利根川ばらばらまつ」（夏景）です。
江戸時代においては、現在の東京都と千葉県の境を流れる江戸川も、利根川と呼ばれていました。
名所江戸百景の中で、この絵は場所の手がかりが無く、場所の特定が難しい絵として知られています。
「ばらばら松」という名前が、江戸川下流部に点在していた松の木全体を指しているらしく、正確な場所が分からないのです。一般的には、江戸川区で唯一の自然の島である妙見島（みょうけんじま）付近の景色が、ばらばら松の構図が似ているという説が出ています。
江戸川（利根川）の湾曲（わんきょく）した岸辺のラインと、川に浮かぶ帆かけ舟から打ち出された投網（とあみ）が開いた一瞬を、広重らしい近景の切り取り構図で描かれています。
夏の青空に空いた空間に配置されたシラサギが、夏の雰囲気を演出しています。
江戸川区の妙見島は歴史もあり、現在も船宿が多く、護岸に屋形船や釣り船がぎっしり停泊していますので、それなりに撮影可能なのですが、垂直なコンクリート護岸に囲まれているので、「くまドン版」では、江戸川河口部の葛西臨海公園で百景を作らせていただきます。
葛西臨海公園は、大観覧車がありますが、この時期、水仙の花畑が観覧車の下にあり咲いています。
葛西臨海公園は野鳥観察でも有名です。手前の池は、野鳥園の「上の池」です。
普通の年は、ホシハジロ（星羽白）と呼ばれる頭が赤茶色・胴体が白のカモが数百羽以上いるのですが、去年は池が全面結氷して、全カモが海に退避して、一羽もいなくなる事態となりました。やっと、池で泳いでいる黒と白のカモがキンクロハジロ（金黒羽白）が戻ってきたばかりでした。頭の後ろにある寝癖（ねぐせ）がトレードマークです。こちらも通常は百羽程います。奥にはアオサギが一羽いますが、朝早いので首を縮めて、じっとしています。
この日は午前中は晴れの予報でしたが、日の出直後から雲が広がり、撮影していると、朝日が曇に隠れましたので、撮影終了となりました。次回は、昼間の撮影の再挑戦となった時の話です。
【葛西臨海公園の水仙まつり】
スケジュールなどは変更なる場合もあります。インターネットなどでご確認ください。
google等で「葛西臨海公園 野鳥園」をキーワードに検索すると、「葛西臨海公園・鳥類園Ⅱ」が先頭付近にあると思いますので、そちらで野鳥やイベントの情報が手に入ります。（「くまドン」は無関係です。あくまで情報です。）
期間： 平成２６年は１／１１（土）～２／１６（日）
(1)２３区最大の水仙（すいせん）畑に水仙の花が咲きます。
(2)葛西バードウォッチング・フェスティバル ２／８（土）・２／９（日） 小雨決行、荒天中止
クイズラリー （２／８・９ １１：００～１５：３０）、無料
西なぎさ野鳥特別観察舎 （２／８・９ １１：００～１５：３０）、無料、「数万羽の水鳥」を観察。
ガイドツアー （２／８・９ １２：００～、１４：００～の２回各１時間程度、定員２０名）、無料
鳥類園と西なぎさの２箇所で、野鳥を中心した生き物を紹介するツアー。双眼鏡の貸出しもあり。
コンサートや講演会もあるそうです。
【ダイヤモンド富士】
２／１５（土）の日の出は６：２８、日の入り１７：２３です。
葛西臨海公園付近のダイヤモンド富士の目安は、２／１４（金）～２／１６（日）頃ですが、うるう年で分かるように４年で１日ずれていきます。葛西臨海公園は大観覧車だけでなく、海岸線が撮影ポイントになります。（西なぎさは閉鎖時間で入れませんので、ご注意ください）。それ以後は東京ディズニーランド側が撮影ポイントになります。
過去のブログは以下の通りです。
(1)冬の野鳥撮影関連は、
「名所江戸百景１３７ 第１０８景 芝うらの風景 浜離宮恩賜庭園の鷹(1)」
「名所江戸百景１３８ 第１０８景 芝うらの風景 浜離宮恩賜庭園の鷹(2)」
「名所江戸百景１４４ 第２６景 八景坂鐙掛松(1) 東京港野鳥公園」
「名所江戸百景１４８ 第９６景 堀江ねこざね(1) 行徳の野鳥病院」
「名所江戸百景１４９ 第９６景 堀江ねこざね(2) 行徳の野鳥病院」
「名所江戸百景１５０ 第２０景 川口のわたし善光寺 岩淵水門」
(2)ダイヤモンド富士の撮影は、
「名所江戸百景０９９ ダイヤモンド富士撮影(1) 浦安 葛西臨海公園」
「名所江戸百景１４１ ダイヤモンド富士撮影 千葉県野田市」
今回は、これで終了とさせていただきます。
くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございます。
なんとか、途中の回を飛ばしながらも、葛西臨海公園の話にたどり着きましたので、これからは、名所江戸百景の話と、お城訪問の話を並行して作っていきたいと思います。
昨日は、東京で雪が降りましたが、ほとんど積っていません。おまけに、昨日も今日も仕事ですので撮影不可能です。どうやら、今年は雪景撮影のチャンスはなさそうです。
各地で梅の花が咲き始めている話が聞こえてきました。春の気配が感じられるもの遠くないのかもしれません。
次回も、江戸川区の葛西臨海公園での野鳥撮影の話の続きになると思います。
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今回は、江戸川区（えどがわく）の葛西臨海公園（かさいりんかいこうえん）で野鳥撮影した時の話です。
最初は早起きして、日の出前に到着しました。撮影日は昨年・平成２５年の２月１０日頃です。
東の空は赤いですが、上空の黒い雲が少し気になります。
対岸のディズニーランドがある浦安側から朝日が昇ってきます。
飛ぶ鳥も無く、そのまま静かに朝日が上の雲にかかり始めました。
（絵画調）
雲の上に太陽が出ると光が強すぎて、ゴースト・フレアがひどくなりますので、この辺が限界の様です。
（絵画調）
下の絵は、広重の名所江戸百景「第７１景 利根川ばらばらまつ」（夏景）です。
江戸時代においては、現在の東京都と千葉県の境を流れる江戸川も、利根川と呼ばれていました。
名所江戸百景の中で、この絵は場所の手がかりが無く、場所の特定が難しい絵として知られています。
「ばらばら松」という名前が、江戸川下流部に点在していた松の木全体を指しているらしく、正確な場所が分からないのです。一般的には、江戸川区で唯一の自然の島である妙見島（みょうけんじま）付近の景色が、ばらばら松の構図が似ているという説が出ています。
江戸川（利根川）の湾曲（わんきょく）した岸辺のラインと、川に浮かぶ帆かけ舟から打ち出された投網（とあみ）が開いた一瞬を、広重らしい近景の切り取り構図で描かれています。
夏の青空に空いた空間に配置されたシラサギが、夏の雰囲気を演出しています。
江戸川区の妙見島は歴史もあり、現在も船宿が多く、護岸に屋形船や釣り船がぎっしり停泊していますので、それなりに撮影可能なのですが、垂直なコンクリート護岸に囲まれているので、「くまドン版」では、江戸川河口部の葛西臨海公園で百景を作らせていただきます。
葛西臨海公園は、大観覧車がありますが、この時期、水仙の花畑が観覧車の下にあり咲いています。
葛西臨海公園は野鳥観察でも有名です。手前の池は、野鳥園の「上の池」です。
普通の年は、ホシハジロ（星羽白）と呼ばれる頭が赤茶色・胴体が白のカモが数百羽以上いるのですが、去年は池が全面結氷して、全カモが海に退避して、一羽もいなくなる事態となりました。やっと、池で泳いでいる黒と白のカモがキンクロハジロ（金黒羽白）が戻ってきたばかりでした。頭の後ろにある寝癖（ねぐせ）がトレードマークです。こちらも通常は百羽程います。奥にはアオサギが一羽いますが、朝早いので首を縮めて、じっとしています。
この日は午前中は晴れの予報でしたが、日の出直後から雲が広がり、撮影していると、朝日が曇に隠れましたので、撮影終了となりました。次回は、昼間の撮影の再挑戦となった時の話です。
【葛西臨海公園の水仙まつり】
スケジュールなどは変更なる場合もあります。インターネットなどでご確認ください。
google等で「葛西臨海公園 野鳥園」をキーワードに検索すると、「葛西臨海公園・鳥類園Ⅱ」が先頭付近にあると思いますので、そちらで野鳥やイベントの情報が手に入ります。（「くまドン」は無関係です。あくまで情報です。）
期間： 平成２６年は１／１１（土）～２／１６（日）
(1)２３区最大の水仙（すいせん）畑に水仙の花が咲きます。
(2)葛西バードウォッチング・フェスティバル ２／８（土）・２／９（日） 小雨決行、荒天中止
クイズラリー （２／８・９ １１：００～１５：３０）、無料
西なぎさ野鳥特別観察舎 （２／８・９ １１：００～１５：３０）、無料、「数万羽の水鳥」を観察。
ガイドツアー （２／８・９ １２：００～、１４：００～の２回各１時間程度、定員２０名）、無料
鳥類園と西なぎさの２箇所で、野鳥を中心した生き物を紹介するツアー。双眼鏡の貸出しもあり。
コンサートや講演会もあるそうです。
【ダイヤモンド富士】
２／１５（土）の日の出は６：２８、日の入り１７：２３です。
葛西臨海公園付近のダイヤモンド富士の目安は、２／１４（金）～２／１６（日）頃ですが、うるう年で分かるように４年で１日ずれていきます。葛西臨海公園は大観覧車だけでなく、海岸線が撮影ポイントになります。（西なぎさは閉鎖時間で入れませんので、ご注意ください）。それ以後は東京ディズニーランド側が撮影ポイントになります。
過去のブログは以下の通りです。
(1)冬の野鳥撮影関連は、
「名所江戸百景１３７ 第１０８景 芝うらの風景 浜離宮恩賜庭園の鷹(1)」
「名所江戸百景１３８ 第１０８景 芝うらの風景 浜離宮恩賜庭園の鷹(2)」
「名所江戸百景１４４ 第２６景 八景坂鐙掛松(1) 東京港野鳥公園」
「名所江戸百景１４８ 第９６景 堀江ねこざね(1) 行徳の野鳥病院」
「名所江戸百景１４９ 第９６景 堀江ねこざね(2) 行徳の野鳥病院」
「名所江戸百景１５０ 第２０景 川口のわたし善光寺 岩淵水門」
(2)ダイヤモンド富士の撮影は、
「名所江戸百景０９９ ダイヤモンド富士撮影(1) 浦安 葛西臨海公園」
「名所江戸百景１４１ ダイヤモンド富士撮影 千葉県野田市」
今回は、これで終了とさせていただきます。
くまドンのブログに訪問していただき、ありがとうございます。
なんとか、途中の回を飛ばしながらも、葛西臨海公園の話にたどり着きましたので、これからは、名所江戸百景の話と、お城訪問の話を並行して作っていきたいと思います。
昨日は、東京で雪が降りましたが、ほとんど積っていません。おまけに、昨日も今日も仕事ですので撮影不可能です。どうやら、今年は雪景撮影のチャンスはなさそうです。
各地で梅の花が咲き始めている話が聞こえてきました。春の気配が感じられるもの遠くないのかもしれません。
次回も、江戸川区の葛西臨海公園での野鳥撮影の話の続きになると思います。
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