ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

新たな科目

2014年01月12日 20時19分51秒 | 将来
新たな科目を勉強しようか、検討しています。

知財法と倒産法です。

前者は著作権関係は今後も必ず必要になる分野なのと、後者は手続き的に知っておかないと通常の弁護活動が疎かになるのでは?という考えです。

引っ掛かる文章

2014年01月12日 19時37分33秒 | 憲法
2011年の新司法試験の憲法の再現答案を読みました。

89条の政教分離原則の問題です。

読んだ再現答案は50点しかないもので、ほぼ最下位答案です。



この再現答案を読んだ時に、「社会通念上」という規範が出てきたので「ん??」となりました。

このように引っ掛かる答案=読んでいる人の想定する流れと異なる構成、文章内容だと思います。
こうなると、読んでいる人は理解しようとしますので、深く読みます。そうすると、たくさんのアラが出てきて、点数が下がります。

これがまさに、採点者の想定する流れで書けているか、あるいは、想定しない構成であっても流れる文章を書いているかどうか、が重要だと言われていることだと思います。


憲法を勉強すると、当然の流れ=枠組みが分かってくるかと思います。これが意識して書けているかどうか、まさに答案はこれに尽きるでしょう。
これができていれば、読み手の想定と外れても不自然な流れにならないですし、安心して読める答案になると思います。

5年で5回

2014年01月08日 21時41分04秒 | 将来
5年で5回の受験ができる可能性が高まりましたね。

しかし
「法科大学院修了直後の受験生の合格率が39%」
は結構びっくりな数値ですね。

これは知りませんでした。


読売新聞

『司法試験「5年で3回」を「5年で5回」に緩和

政府は、司法試験の受験回数制限を現行の「5年で3回」から「5年で5回」に緩和することを柱とした司法試験法改正案を、1月召集の通常国会に提出する方針を固めた。司法試験の合格者数の増加につながりそうだ。

 早ければ2015年実施の司法試験から適用される。

 06年に始まった現行の司法試験制度では、初の制度見直しとなる。

 法務省によると、司法試験受験資格を得た後、勉強時間を確保する目的で、年1回の司法試験をすぐには受験しない「受け控え」が目立っている。だが、13 年実施の司法試験をみると、法科大学院修了直後の受験生の合格率が39%であるのに対し、09年修了の5年目の受験生は7%と、受験が遅れるほど合格率は 低下する傾向にある。このため、回数制限について、「受験生を必要以上に慎重にさせている」と疑問視する声が出ていた。』

予備試験願書

2014年01月06日 09時00分35秒 | その他
予備試験の願書の交付が今日から、受付が1月20日~31日までですね。


試験代が高い、無駄と見るか、カッチリ元を取ってやると見るかは意識の問題ですが、私は旧司法試験の時から後者でした。
論文まで受けて六法を持ち帰る、とか、口述で試験委員の先生に交通費等が掛かっているだろうから、その費用も含まれるならそこまで行ってやるなどの気持ちでした。


予備試験を受けられる方、無駄と思わずに、元を取るという気持ちで迎え打つ方が、気持ちの高ぶりが変わってくると思います。

新司法試験過去問

2014年01月03日 18時59分48秒 | 論文
伊藤塾の新司法試験の過去問講座でもらったレジュメをスキャナーでスキャンしてPDFにデータ化しています。
いつか見直す時などに役立つと思うからです。


問題、解説、再現答案、完全答案、趣旨、採点実感が全部入っています。

かなりまとまっているし、おススメの講座です。

予備試験データ(平成23年と平成25年の比較)3

2014年01月03日 10時00分13秒 | その他

平成23年の第1回予備試験と平成25年第3回予備試験を比較しました。

 

最後は学歴別による比較です。

出願者
  平成23年平成25年増加率
大学卒業 5285人 4458人 -15.6%
大学在学中 1565人 2791人 +78.3%
大学中退 294人 265人 -9.9%
法科大学院修了 471人 938人 +99.2%
法科大学院在学中 282人 1722人 +510.6%
法科大学院中退 86人 144人 +67.4%
法科大学院以外の大学院修了 574人 567人 -1.2%
法科大学院以外の大学院在学中 50人 37人 -26.0%
法科大学院以外の大学院中退 75人 78人 +4.0%
短期大学卒業 33人 34人 +3.0%
短期大学在学中 2人 1人 -50.0%
短期大学中退 0人 3人 *%
高校卒業 152人 137人 -9.9%
高校在学中 2人 6人 +200.0%
高校中退 22人 20人 -9.1%
その他 78人 54人 -30.8%
合計 8971人 11255人 +25.5%

これを見ると、大学在学中、法科大学院在学中の方がかなり増加していますね。

法科大学院中退もかなり増加しています。

私と同じ、法科大学院以外の大学院修了者は微減です。

 

学歴別の対出願者に対する合格率の比較です。

学歴別に見る対出願者に対する合格率
  平成23年平成25年増加率
大学卒業 0.9% 0.7% -20.1%
大学在学中 2.5% 3.8% +53.8%
大学中退 0% 0.4% *%
法科大学院修了 4.0% 4.9% +21.6%
法科大学院在学中 2.1% 9.5% +347.6%
法科大学院中退 1.2% 0.7% -40.3%
法科大学院以外の大学院修了 0.7% 0.2% -74.7%
法科大学院以外の大学院在学中 0% 0% 0%
法科大学院以外の大学院中退 1.3% 0% -100%
短期大学卒業 0% 0% 0%
短期大学在学中 0% 0% 0%
短期大学中退 0% 0% 0%
高校卒業 0% 0% 0%
高校在学中 0% 0% 0%
高校中退 0% 0% 0%
その他 0% 0% 0%
合計 1.3% 3.1% +141.2%

大学在学中の合格率の増加率がすごく高いです。

法科大学院生の合格率は10%にもなっており、増加率も非常に高いです。

逆に法科大学院以外の大学院修了者の合格率は減少しています。

 

最後に学歴別の合格者に対する割合の比較です。

学歴別に見る合格者に対する割合
  平成23年平成25年増加率
大学卒業 39.7% 8.8% -77.7%
大学在学中 33.6% 30.5% -9.3%
大学中退 0% 0.3% *%
法科大学院修了 16.4% 13.1% -2.0%
法科大学院在学中 5.2% 46.7% +803.3%
法科大学院中退 0.9% 0.3% -67.0%
法科大学院以外の大学院修了 3.4% 0.3% -91.7%
法科大学院以外の大学院在学中 0% 0% 0%
法科大学院以外の大学院中退 0.9% 0% -100%
短期大学卒業 0% 0% 0%
短期大学在学中 0% 0% 0%
短期大学中退 0% 0% 0%
高校卒業 0% 0% 0%
高校在学中 0% 0% 0%
高校中退 0% 0% 0%
その他 0% 0% 0%

これを見ると、法科大学院在学中の合格者に占める割合は約半分です。

大学在学中(おそらく法学部)も3割ですので、残り約2割ちょっとがそれ以外からの参入ということになります。


予備試験データ(平成23年と平成25年の比較)2

2014年01月03日 09時23分05秒 | その他

さらに、平成23年の第1回予備試験と平成25年第3回予備試験を比較しました。

 

職業別による比較です。

出願者
  平成23年平成25年増加率
公務員 868人 847人 -2.4%
教職員 115人 96人 -16.5%
会社員 1896人 1763人 -7.0%
法律事務所事務員 249人 242人 -2.8%
塾教師 163人 180人 +10.4%
自営業 483人 449人 -7.0%
法科大学院生 272人 1671人 +514.3%
法科大学院以外大学院生 43人 34人 -20.9%
大学生 1522人 2743人 +80.2%
無職 2912人 2742人 -5.8%
その他 448人 488人 +8.9%
合計 8971人 11255人 +25.5%

これを見ると、法科大学院生、大学生の増加が著しいですね。

法学部、法科大学院生のための予備試験に実質的に変化しているのがよく分かると思います。

30歳代が減少していたのは、公務員、教職員、無職の方でしょうか。

 

職業別の対出願者に対する合格率の比較です。

職業別に見る対出願者に対する合格率
  平成23年平成25年増加率
公務員 1.5% 1.2% -21.2%
教職員 0.9% 8.3% +858.3%
会社員 0.6% 0.8% +25.5%
法律事務所事務員 1.6% 2.1% +28.6%
塾教師 1.2% 1.7% +35.8%
自営業 0.6% 1.3% +115.1%
法科大学院生 2.9% 9.7% +229.6%
法科大学院以外大学院生 4.7% 5.9% +26.5%
大学生 2.6% 3.9% +48.4%
無職 1.1% 1.3% +19.5%
その他 0.2% 1.6% +634.4%
合計 1.3% 3.1% +141.2%

教職員、その他の合格率の増加率がすごく高いです。

法科大学院生、大学生の合格率もかなり上がっています。

 

 

職業別の合格者に占める割合の比較です。

職業別に見る合格者の割合
  平成23年平成25年増加率
公務員 11.2% 2.8% -74.6%
教職員 0.9% 2.3% +164.4%
会社員 10.3% 4.0% -61.4%
法律事務所事務員 3.4% 1.4% -58.7%
塾教師 1.7% 0.9% -50.4%
自営業 2.6% 1.7% -33.9%
法科大学院生 6.9% 46.2% +569.2%
法科大学院以外大学院生 1.7% 0.6% -67.0%
大学生 34.5% 30.5% -11.6%
無職 27.6% 10.3% -62.8%
その他 0.9% 2.3% +164.4%

教職員、その他の合格者に占める割合の増加率は上がっています。

法科大学院生の占める割合の増加率はすごいですね。 一方、大学生の占める割合が減少しています。

 

 

このように全体の増加率も含めてみると、出願者、合格者、合格者に占める割合、いずれについても、法科大学院生がかなり増加しているのが分かります。


予備試験データ(平成23年と平成25年の比較)

2014年01月03日 07時42分20秒 | その他

平成23年の第1回予備試験と平成25年第3回予備試験を比較しました。

 

出願者
  平成23年平成25年増加率
7449 9195 +23.4%
1522 2060 +35.3%
全体 8971 11255 +25.5%

このように見ると、女性の出願者の増加率が高いですね。

 

次に合格率です。

合格率
  平成23年平成25年増加率
103 307 +198.1%
13 44 +238.5%
全体 116 351 +202.6%

やはり女性の合格者の増加率が上がっています。

 

対出願者による合格率の比較です。

対出願者に対する合格率
  平成23年平成25年増加率
1.37% 3.34% +143.8%
0.85% 2.14% +151.8%
全体 1.29% 3.12% +141.9%

対出願者ベースでみると女性の合格率は低いですね。

 

次に年齢別による比較です。

出願者
  平成23年平成25年増加率
19歳以下 17人 43人 +152.9%
20~24歳 1435人 3210人 +123.7%
25~29歳 911人 1508人 +65.5%
30~34歳 1388人 1280人 -7.8%
35~39歳 1403人 1324人 -5.6%
40~44歳 1255人 1202人 -4.2%
45~49歳 893人 904人 +1.2%
50~54歳 668人 703人 +5.2%
55~59歳 474人 465人 -1.9%
60~64歳 326人 352人 +8.0%
65~69歳 90人 148人 +64.4%
70~74歳 62人 67人 +8.1%
75~79歳 35人 34人 -2.9%
80歳以上 14人 15人 +7.1%
全体 8971人 11255人 +25.5%

これを見ると、30歳以上が微増または微減なのが分かります。

合格率の低さから諦めた人も多いということでしょうか。

また、65歳~69歳の出願者が増加しています。 定年退職後、一定期間勉強して参入しようという気になった方が増加したのでしょうか。

 

年齢別による対出願者に対する合格率の比較です。

対出願者に対する合格率
  平成23年平成25年増加率
19歳以下 0% 2.3% *%
20~24歳 2.8% 6.4% +131.3%
25~29歳 0.9% 2.8% +217.2%
30~34歳 2.4% 2.6% +8.4%
35~39歳 1.1% 2.9% +151.7%
40~44歳 0.6% 1.6% +183.4%
45~49歳 0.8% 0.3% -57.7%
50~54歳 0.1% 0.9% +470.1%
55~59歳 0.8% 0.4% -49.0%
60~64歳 0% 0.3% *%
65~69歳 0% 0% 0%
70~74歳 0% 0% 0%
75~79歳 0% 0% 0%
80歳以上 0% 0% 0%
全体 1.3% 3.1% +141.2%

これを見ると、20歳前半は合格率が大幅にアップしてますね。

増加率では、20歳後半、50歳前半が高いですね。 30歳代と20歳後半の合格率が均衡しているのも面白いです。

 

合格者の年齢別に占める割合です。

年齢に占める合格者の割合
  平成23年平成25年増加率
19歳以下 0% 0.3% *%
20~24歳 34.5% 59.0% +71.0%
25~29歳 6.9% 12.0% +73.5%
30~34歳 28.4% 9.4% -67.0%
35~39歳 13.8% 10.8% -21.5%
40~44歳 6.0% 5.4% -10.3%
45~49歳 6.0% 0.9% -85.8%
50~54歳 0.9% 1.7% +98.3%
55~59歳 3.4% 0.6% -83.5%
60~64歳 0% 0.3% *%
65~69歳 0% 0% 0%
70~74歳 0% 0% 0%
75~79歳 0% 0% 0%
80歳以上 0% 0% 0%

これを見ると、20歳代が占める割合の増加が高く、30歳代、40歳代は軒並み減少していますね。
大学生、法科大学院生が多く受験し、合格しているためと思われます。


新年

2014年01月03日 04時06分55秒 | その他
2014年あけましておめでとうございます。

帰国して初投稿です。


初めて海外で過ごす年末年始は良かったです。


新司法試験へのリベンジも果たせたので、2013年は良い年でした。

仕事でも何度か海外に行き、充実した年でした。



今年は司法修習に行けるように手配しつつ、新たなことにチャレンジできるように頑張ります。