庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

水無月~麦秋至る

2023-06-01 06:30:58 | 日記・エッセイ・コラム

早いもので今日から六月、水無月(みなづき)ですね。

ところで、六月といえば梅雨入で雨の季節なのになぜ?水無月
と云うのか?と疑問に思っていましたが・・

調べてみると新暦と旧暦の違いで、旧暦の6月1日は新暦で言う
と、今年は7月18日にあたります。

そのころには梅雨も明け連日猛暑や日照続きで、深山の水まで
が枯れ尽くすことから水無月と言われたのだそうです。

二十四節気七十二候、小満の末候(6/1~6/5)は、麦秋至る
(ばくしゅういたる)です。

麦は冬に種を蒔いて年を越し、周りが万緑に包まれる初夏の
この頃から収穫期を迎えます。

この時季を「麦秋(ばくしゅう・むぎあき)」といいます。

麦畑が実りの秋を思わせるような黄金色に染まり、麦の穂が
風に揺れる光景は風情がありますが・・

最近は麦を作る農家も少なくなり、この辺りではめったに
見られない光景になってしまい少し寂しい気がします。。

散策の途中で見かけた麦畑の風景。

小麦色に熟した麦の穂の上を渡る風は、「麦の秋風」や
麦嵐」風にそよぐ穂は「麦の波」 などと言いますが・・

麦畑が実りの秋を思わせるような黄金色に染まり、
麦の穂が風に揺れる光景は・・

太陽の香りがするような素朴で懐かしい風景です。

 きらきらと 雨もつ麦の 穂なみかな 

                   <五升庵蝶夢>


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2 コメント

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Unknown (ちごゆり嘉子)
2023-06-02 08:33:54
珍しい小麦の畑を見せてもらいました。小麦になるのでしょうね。
いい景色でした・・・
返信する
麦秋 (庭先の四季)
2023-06-02 15:00:00
ちごゆりさん、こんにちは。
麦畑は最近ほとんど見られなくなりましたね。
周りの緑の中で黄金色に実る麦畑の風景も良いですが
麦秋と言う言葉も好きです。
返信する

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