九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

西郷隆盛は西郷隆永だった?

2018年12月01日 | 日記
 きょうから師走。
 NHKの大河ドラマ『西郷どん』も終局へ向いつつある。
 とにかく今年は『西郷どん』を、よく拝聴させてもらった。

 日曜は午後6時からBSで観て、
 午後8時から総合でと、
 二回も観る仕儀であった。
              □
 テレビ以外でも、『西郷どん』に関する話題には関心を抱いた。
 そんな中で、司馬遼太郎のエッセー『話のくずかご』で、
 西郷さんの名前に関する話題を見つけた。
 以下、その引用である。
              □
 西郷さんは、はじめ吉兵衛といい、のち吉之助たあらためた。
 幕末、西郷吉之助でとおっていた。
 維新後、名前を届けるとき、東京を離れていて代理の者が届けた。
 代理で届けたのは同藩の吉井友実で、
 彼は「西郷家は隆の字がつく」までは確信があったが、
 下の字が思い出せないまま「隆盛じゃった」と届出た。
 
 当の西郷が戻ってきたとき、
 吉井が「西郷隆盛」で届けたと伝えると、
 「おいは隆永じゃど」とこぼしたが、
 届出は、そのままにしていたという。
 
 なお、西郷隆盛は西郷の父親の名乗りで、
 吉井は、それと混同していたのが真相らしい。
  
    

  
 
コメント
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