きょうから師走。
NHKの大河ドラマ『西郷どん』も終局へ向いつつある。
とにかく今年は『西郷どん』を、よく拝聴させてもらった。
日曜は午後6時からBSで観て、
午後8時から総合でと、
二回も観る仕儀であった。
□
テレビ以外でも、『西郷どん』に関する話題には関心を抱いた。
そんな中で、司馬遼太郎のエッセー『話のくずかご』で、
西郷さんの名前に関する話題を見つけた。
以下、その引用である。
□
西郷さんは、はじめ吉兵衛といい、のち吉之助たあらためた。
幕末、西郷吉之助でとおっていた。
維新後、名前を届けるとき、東京を離れていて代理の者が届けた。
代理で届けたのは同藩の吉井友実で、
彼は「西郷家は隆の字がつく」までは確信があったが、
下の字が思い出せないまま「隆盛じゃった」と届出た。
当の西郷が戻ってきたとき、
吉井が「西郷隆盛」で届けたと伝えると、
「おいは隆永じゃど」とこぼしたが、
届出は、そのままにしていたという。
なお、西郷隆盛は西郷の父親の名乗りで、
吉井は、それと混同していたのが真相らしい。
NHKの大河ドラマ『西郷どん』も終局へ向いつつある。
とにかく今年は『西郷どん』を、よく拝聴させてもらった。
日曜は午後6時からBSで観て、
午後8時から総合でと、
二回も観る仕儀であった。
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テレビ以外でも、『西郷どん』に関する話題には関心を抱いた。
そんな中で、司馬遼太郎のエッセー『話のくずかご』で、
西郷さんの名前に関する話題を見つけた。
以下、その引用である。
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西郷さんは、はじめ吉兵衛といい、のち吉之助たあらためた。
幕末、西郷吉之助でとおっていた。
維新後、名前を届けるとき、東京を離れていて代理の者が届けた。
代理で届けたのは同藩の吉井友実で、
彼は「西郷家は隆の字がつく」までは確信があったが、
下の字が思い出せないまま「隆盛じゃった」と届出た。
当の西郷が戻ってきたとき、
吉井が「西郷隆盛」で届けたと伝えると、
「おいは隆永じゃど」とこぼしたが、
届出は、そのままにしていたという。
なお、西郷隆盛は西郷の父親の名乗りで、
吉井は、それと混同していたのが真相らしい。