予定通りなら大相撲五月場所は、きのうが初日のはずだった。
新大関の朝乃山は晴れ姿を披露できず、ファンともども残念な想いである。
そんなことで、お相撲さんと浴衣の話題を。
大相撲で浴衣を作る特権は幕内以上、十両以下には許されない。
自分の四股名を入れた浴衣の反物を、平均して200反ほど作るそうだ。
横綱・白鵬の場合、かっては1,000反も作ったことがあるという。
これをお中元として一門の力士や十両以下、さらには後援者などへ配る。
反物を貰った人が浴衣に仕立てて着ることになる。
昔は、自分の四股名の入った浴衣を自分で着る力士は野暮とされた。
最近は、現代っ子、自分の四股名入りを自分で着るお相撲さんもいる。
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今年は新型コロナの影響で、お相撲さんの浴衣づくりは例年の6割減の注文だと、
反物屋さんは嘆いている。
なお、新大関の朝乃山は700反も作るようだ。
五月場所は特に、お相撲さんの浴衣姿が映えたもの。
そんな刻の来るのが待ち遠しい。