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九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

囲碁とAI

2022年06月26日 | 日記

 日曜の楽しみは、NHK杯囲碁トーナメントのテレビ観戦。

 ほぼ、欠かさず観てきている。

 画面に勝率や次の予想手が出るようになったのも、何かと参考になる。

 勝率は画面中央上部に、バー形式でパーセント表示される。

 AI次の予想手は、画面左上に、3つの候補が示される。

                    

 序盤での勝率バーは、ほぼ50%付近で揺れ動く。

 これが、中盤や終盤になると一手で、大きく傾き90%対10%になったり。

 しかし、そんな大差でも解説者によると「コミがかり程度の差」だそうな。

 AIが如何に、シビヤな計算が可能かを示すもの。

                    

 AIが示す次の予想手も、大変参考になる。

 むかし定石で「そこへ打ったら叱られそうな手」でも、AIが予想手に示すことがある。

 昔からの膨大な定石の累積の上に、新しいアルゴリズムが仕込まれているのだろう。

                    

 私も碁を打つから、AIを参考にしたい。

 序盤は、特に、定石には拘らずAIならどう打つかと考えてみること。

 中盤以降は、ほぼ決まったような石運びの局面でも、即断はせず、

 3手ほど次の一手を考えてから打つこと。

 こうして、少しでも棋力向上に結び付ければと願っている。 


参院選2022ボート・マッチ

2022年06月25日 | 日記

 今回の参院選では、スマホやPCのアプリが用意されている。

 NHKのホームページを覗くと、参院選『ボート・マッチ』がそれ。

 「あなたと候補者の一致度がわかる」という。

 各候補者の考えや政策課題が、どの程度一致するかを%で表示する。

 その一致度の%を、投票時の参考にするのである。

                

 試しに『ボート・マッチ』に挑戦してみた。

 まず、〔スタート〕をクリック、課題や政策画面へ。

 経済・暮らし、外交・安全保障、憲法、エネルギーなど11項目。

 それぞれに質問と回答が用意されている。

 「賛成、反対、どちらとも言えない、回答せず」などに自分の意見をチェック。

 最後に、選挙区なら都道府県名を、比例区なら党名をチェック。

 その結果は、候補者別に自分との一致度(%)が表示される。

                    

 熊本選挙区(立候補4人)の候補者別、一致度は次のとおり。

 A氏=40%、B氏=24%、C氏=24%、D氏=16%。

 25日現在、未だポスターも貼っていない候補者1人にも、一致率が算出された。

 どういうアルゴリズム(=計算手順)になっているのか?

 どこか「選挙ごっこ」の遊びの様な感じが、しないでもない。


こわいをしって へいわがわかった

2022年06月23日 | 日記

 きょうは沖縄慰霊の日。

 戦没者追悼式で『平和の詩』の朗読があり、テレビ中継された。

 多くの応募者から選ばれたのは、小学2年の徳元穂菜さん。

 以下、

 全文を、そのまま紹介したい。

 なお、読み易くするため漢字かな交じりとした。

                    

   美術館へお出かけ

 おじぃちゃんやおばぁちゃんも一緒に

 みんなでお出かけ うれしいな

 こわくて悲しい絵があった

 たくさんの人たちが死んでいた

 小さな赤ちゃんやお母さん

 風車やちょうちょの絵もあったけど

 とても悲しい絵があった

 お母さんが 77年前のオキナワの絵だといった

 本当にあったことなのだ

 たくさんの人たちが死んでいて ガイコツもあった

 わたしと同じ年の子どもが 悲しそうにみている

 こわいよー 悲しいよー かわいそうだよー

 戦争の反対はなに 平和 平和ってなに

 急にこわくなって お母さんに くっついた

 あたたかくて ホッとした

 これが 平和なのかな

 お姉ちゃんと ケンカした

 お母さんは 二人の話しを きいてくれた

 そして 仲直り

 これが 平和なのかな

 戦争がこわいから 平和をつかみたい

 ずーっと ポケットに入れて 持っておく

 ぜったい落とさないように 失くさないように

 忘れないように

 こわいをしって 平和がわかった 


黄金分割

2022年06月22日 | 日記

 最近、黄金分割にハマった。

 寺社の屋根や塔が美しく見えるのは、黄金分割のせいだと聞いてから。

 例えば、五重塔は最上階と一番下階の屋根は、黄金分割(黄金比)になっており、

 誰もが美しいと感じるのだそうな。

 そんなこんなで、黄金分割のお勉強となったのである。

                    

 むかしむかし教わった数学の参考書を引っ張り出してみた。

 図説すれば、

 線分ABを分ける点Pが黄金分割である。

                    

 円では、線分ABの二分の一の線をAから垂直に立て、AOとする。

 Oを中心とした半径OAの円を描き、直線OBを引き円との交点をC。

 BC=BPとなる点Pを線分AB上に求める。

                    

 正5角形では、2本の対角線を引き、その交点をPとする。

 点Pが、それぞれの対角線を黄金分割する。

                    

 代数では、線分ABを点Pで区分し AB:AP=AP:PB とすること。

 線分ABを1として解を求めれば、P=(√5ー1)/2となり約0.618。

 簡単に言えば、100%に対する約61.8%である。

                    

 ここまで理解するのに、後期高齢者ゆえ大分時間を要した。

 思いつくのは羊羹やカステラを切るときぐらいだ。

 算数に弱い家人らを相手に、黄金分割の美しさをるる解説し、

 多目に切った方に、ありつく手に使えるかも?と思っている。

 


軍事アナリシスト「小泉悠」

2022年06月20日 | 日記

 ロ軍のウクライナ侵攻で、すっかりお馴染みになったのは小泉悠氏。

 テレビ解説には連日引っ張りだこの、大忙しである。

 小泉悠氏は、東京大学先端科学技術研究センターの専任講師。

 国立の東大にも戦争をテーマに研究する講座が開かれているのを、初めて知った。

                    

 氏の「軍事オタク」振りに徹した解説や論評は、具体的で実に分かり易い。

 露軍の戦車やミサイルに関しても、実物を熟知しての解説には驚きである。

 氏のプロフィールを見ると、

 ロシア科学アカデミィーの研究員として、ロシア滞在の経験もあり、

 露軍の実態を熟知しておられるから、当然だと納得した。

                    

 今回の露軍の特別軍事作戦も、昨年12月には予想しておられたという。

 今年2月初旬には確信へと変わり、現実には2月24日の侵攻開始となった。

 この間の情報分析は、衛星画像や氏独自のSNSネットワークで得られる情報から。

                    

 テレビ解説では、ウクライナにもロシアにも片寄せせず、中立のようだ。

 あくまでも、軍事アナリストに徹しておられるのは「軍事オタク」の由縁か。

 しかし、本音では「ウクライナに勝たせたい」と思っておられるのかも?

 ネット上『ユーリィ・イズムィコ』を検索すれば、さらに深堀りできる。


虎が雨

2022年06月18日 | 日記

 熊本地方の梅雨入り宣言は、去る6月11日。

 それから1週間、降水は僅かで「今年は空梅雨?」と思われる日々である。

 例年と違って、関東甲信が九州より先に梅雨入りするなど、

 とにかく、今年の梅雨は予想外なのかもしれない。

                    

 梅雨というのは日本列島に特有の気象現象だとされる。

 だから、日本語では梅雨時の雨に、色々と名を付けたきた。

 「虎が雨」や「篠つく雨」である。

                    

 「虎が雨」は曽我兄弟の仇討ち縁起から。

 曽我十郎の愛人・虎御前が十郎の討ち死にを悲しみ、

 その涙が雨になったという伝説由来で、遊女の涙のようにしとしとと降る。

                    

 「篠つく雨」は織田信長の桶狭間が由来。

 信長が桶狭間に今川義元を急襲し、その首級をあげた。

 勢い烈しく篠のように突く雨「篠つく雨」が、信長の奇襲作戦を成功させた。

                    

 歌謡曲に登場するのは「遣らずの雨」。

 「遣らず」とは、帰ろうとする来客を引き留めること。

 「遣らずの雨」は、客が帰ろうとすると引き留めるかのように急に降り出す雨。

 🎵 見送れば ~ 私も濡れる 遣らずの雨 


ちょっと、いいニュース

2022年06月17日 | 日記

 世界遺産の法隆寺がクラウドファンディングを始めた。

 アッと言う間に、全国から目標を超える善意が寄せられた、という。

 法隆寺では

 コロナ禍で参拝者が激減し、拝観料で賄ってきた運営が苦しい。

 来年は世界遺産登録30周年でもあり、境内整備も急がれるところ。

 これらに要する経費を、クラウドファンディングに寄ることにした。

 すると、一日にして目標額(2000万円)を超える善意が全国から寄せられた。

 現時点での寄付額は5600万円を超えているとか。

 なお、善意の受付は7月29日まで続けるという。

                    

 日本人の誰もが、法隆寺を如何に大切に思っているかを示すものだ。

 久々に聞く、心地よい嬉しいニュースだった。


社民党が消える?

2022年06月16日 | 日記

 きのう国会が終わって、参院選へ動き出した。

 22日公示7月10日の投開票とかで、近くの公園にも選挙用掲示板が立つ。

 今度の選挙で注目されるのは、社民党(社会民主党)である。

 結果次第では公選法上の政党要件を満たせず、アウトかと言われている。

                    

 社民党の前身は日本社会党。

 戦後すぐ昭和20年11月、無産政党の各派が糾合し片山哲を書記長に結成された。

 昭和22年、一時期ではあったが、総選挙に勝利し片山内閣が政権を担う。

 又、平成7年、自民党が下野し、いわゆる自さ社政権が成立した。

 この時、社会党の村山富市が総理に担がれ、政権運営に当たった。

 戦後の政治史上、二度だけ社会主義政党のトップが国のリーダーを務めたのであった。

                    

 振り返れば、安保や三池争議の頃が党の華だった。

 総資本対総労働などと叫び、保革対決の一方の旗頭であった。

 私が社会人となったのは、その頃である。

 就職した先は公共企業体だったから、労組は総評系であった。

 入社早々、組合の役員から労組への加入申し込みを書かされた。

 当時の組合員には共産系も一部いたが、総じて社会党支持。

 総選挙となれば、社会党への投票が組合員は当然のことで、組織指導された。

                    

 やがて、親方日の丸の公企体が民営化され、労組も総評から連合へ変遷。

 だが、社会党の労組依存体質は相変わらず、議論も左派右派の対立ばかり。

 北朝鮮との向き合い方も、朝鮮総連寄りが強かった。

 一部から「北朝鮮のポチ」と揶揄されることもあった。

 北朝鮮から蓮池さんたちが帰国するまで「拉致問題は存在しない」が党是。

 流石に国民も、この党には呆れ果てた。

                    

 そんなこんなで、社民党を離党する者が一人又一人。

 今や国会における社民党議員は衆院に1人、参院に1人である。

 もし、今回の参院選で比例区の得票数が2%を割れば、政党要件からアウト。

 プーチンの帝国主義に「護憲と非武装中立で、お花畑に死す」となるか?

 結党以来の77年目の終わりの始まりとなりそう。 

 


忍びざるの心

2022年06月12日 | 日記

 孟子は性善説の儒家だった。

 「人にはみな、人に忍びざるの心あり」とした。

                    

 小児が井戸に落ちたら、人はみな、これを助けるであろう。

 それは、小児の両親と交際があるからでもなく、人々に褒められたいからでもなく、

 見殺しにしたという悪評を怖れるからでもない。

 人の不幸を見過ごすことのできない惻隠の心があるから。

 一国を統治する王も、人に忍びざるの心をもって、忍びざるの政治を行われれば、

 天下を治めること、掌上にめぐらすべし、と説いた。

                    

 現下のウクライナ情勢を見るとき、孟子の言葉が浮かんだ。

 ロシアは占領したウクライナの南部地域で、ロシアのパスポートを支給し始めた。

 明らかな国際法違反で、占領地の既成事実化である。

 こんな暴挙が罷り通れば、国際社会で弱小国は主権国家として成り立たない。

                     

 シンガポールでの『アジア安保会議』に、ウクライナのゼレンスキーがオンライン参加。

 「大きな魚が小さい魚を食べ、小さい魚がエビを食べる」と言う、

 シンガポールの故リー・クァンユー元首相の言葉を引用して、国際法保護を訴えた。

 他方で、ロシアのプーチンは、18世紀、ピョートル大帝の北方戦争にふれ、

 スゥエーデンに勝ったことを「奪ったのではなく、奪還して強国にした」とし、

 帝政ロシアの復活が任務だとする。

                    

 国際社会は、ウクライナに対し、物心両面での一層の支援が要請される。

 


葬儀屋の執念?

2022年06月09日 | 日記

 今や、スマホが無ければ、夜も日も明けない時代となった。

 電話の歴史を振り返ると、数年前まではケータイ。

 更に遡ると、携帯型移動電話、黒電話、磁石式電話器となる。

 磁石式電話器の時代は、まず交換台を呼び出し、交換嬢へ相手番号を告げ、

 接続コードを相手ジャックへ差し込んでもらって通話する。

 この交換嬢による手動式交換から自動式交換となるのは、ある葬儀屋の執念だった。

                    

 所はアメリカでの話し。

 ある葬儀屋に恋人がいて、彼女は電話交換嬢であった。

 その二人が、ある事で破局を迎えた。

 それ以降、交換嬢は葬儀屋への通話申し込みがくると、元カレへは一切つながず、

 別の葬儀屋へつないだのである。

 こうして、元カレの葬儀屋は商売あがったりとなった。

                    

 このことで、葬儀屋は交換嬢の手をえない電話方式の開発に没頭した。

 そして、あのステップ・バイ・ステップ方式の自動交換機の開発に成功。

 その後の自動交換方式は、クロスバー式、電子式へと発展した。

 あの懐かしいダイヤル式黒電話が、日本中の家庭に普及したのも、

 これらの自動式交換機の発達と、期を一にする同時代であった。