中国山地で、伝統の花田植え(はやし田)が梅雨入り前のこの時期に行われます。
花田植えとは、その年の稲作の豊作を祈願する伝統行事です。
代表の花田植えは北広島町の「壬生の花田植え」で、日本の重要無形民族文化財に指定され、
ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
壬生以外でも他の地区でも規模は小さいですが、伝統行事として華やかに行われています。
6月3日に安芸高田市の「大土山田楽花田植え」を見学に行きました。
飾り牛が3頭で、代掻きをします。
神事の後、大太鼓、小太鼓、笛などの楽器奏者と早乙女が田んぼに入ります。
楽器や田植歌に合わせて植えると、早く植えられるそうです。
田植え歌を歌って、指揮をします。
朝歌、昼歌、しまい歌とあるそうです。
土を均す人
太鼓のばちを落とさないように、ぬかるんだ田んぼの中をバランスよく
縄状のものを等間隔に引いて、印に苗を植えています。
苗を籠に入れて担いで運ぶ人
約1時間の花田植えでした。
素晴らしい伝統行事を見学させていただいて有難うございました。
花田植えについては、壬生の花田植えに詳しく紹介されています。