晴れたら花巡り

晴れたらアウトドア。草花が大好きで、野山を散策しています。

里山にも行ってます。

十種ヶ峰のヤマシャクヤク

2021-04-22 22:29:53 | 登山

今年は山芍薬の開花が気になっていました。

山口県阿東町の十種ヶ峰(とくさがみね)のヤマシャクヤク(山芍薬)を訪ねました。

2010年、2017年以来の十種ケ峰のヤマシャクヤク観賞です。

 

 

神角八幡神社の横の駐車場に着くと数十台停められる駐車場はほぼ満車でした。

約2時間半の道程で着いたのは11時頃、少しずつ下山者もいました。

皆さん、ニコニコと「最高でしたよ」と…

 

生木地蔵

生木地蔵(いききじぞう)とは

「椿の木が2本に別れていて、その間に小さな石仏が置かれていたが

その木が大きくなるにつれて、石仏を包み込んでしまった。

よって、椿の木を「生木地蔵」と呼ぶようになった。」

家内安全、交通安全、無病息災を願い多くの人に信仰されているそうです。

生木地蔵の横の防獣柵を開けて林道に入ります。

 

林道の両脇には、クサイチゴ、カキドオシ、シャクなどが咲き続けています。

クサイチゴ

 

カキドオシ

 

シャク

 

林道から沢を横切っ急登を登り始めます。

ロープが張ってあり、そのロープを伝って浮石を踏まないように慎重に・・・

 

ラショウモンカズラ(羅生門葛)

 

ハクサンハタザオ(白山旗竿)

エイザンスミレの葉も見られました

 

他にもよく見る花が咲いていましたが、暑くて登りがきつくて汗だくになり

写真は撮る余裕がありません(-_-;)

後ろから来た若い女性たちは、すいすいと追い越して行ってしまいます。

どのくらい登ったでしょうか・・・「ヤマシャク自生地」の標識がありロープの通路が見えてきた。

まさに見渡す限り満開直前!!

 

こんなクリーム色も

 

エンレイソウ(延齢草)も咲いていた。

 

登っても登っても・・・見渡す限りヤマシャクヤクの白い花~♪

 

約100m位続いたでしょうか

山芍薬が終わった頃に小さな花 フデリンドウ(筆竜胆)

 

ここからが、大変でした。

木陰の無い稜線は、ハクサンハタザオ(白山旗竿)の咲く狭い道が続き、

目の前の山頂になかなか届かない。

🐇の主人はさっさと登ってしまった。

歩いては休みを続けていると、笹原の中で昆虫の翅音のような音が聞こえるので

蝉?まさか...?と屈んで覗いてみると長い尻尾のようなものが・・・

辿ってみるとまむしが! それもこっちを見て威嚇していた!!

悲鳴と共に一気に登り切りました。(初めての体験💦)

 

山頂(988.6m)に到着(14時半)

360度の展望で、眼下に登山口の神角の集落が見下ろせます。

 

登山ルートと下山ルートが違うので、殆ど下山してしまったようです。

 

お握り弁当を食べながら、広ーい青空の下で心地よい風に吹かれて~♪

 

 

もっとのんびりしたいけど、30分の休憩で下山することに。

下山コースには、ヒトリシズカが咲いていた。

 

下山途中の熊野神社の祠

 

ショウジョウバカマ(猩々袴)

 

イカリソウ(碇草)

 

どんどん下って林の中にはチゴユリ(稚児百合)

 

十種ヶ峰 別名(長門富士)の名前の由来は

「御食主の命(みけぬしのみこと)が十種の神宝を埋めたという伝説から名付けられた」

下山途中の山麓広場から撮影

 

到着したら、誰も居ませんでした。(16時半ごろ)

急峻な登山道でしたが、植物が豊富で疲れを癒されました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 


吾妻山の紅葉

2019-11-06 23:34:27 | 登山

 

  県北と島根県の県境にある吾妻山にいってきました。

  登山と言っても、休暇村吾妻山ロッジ(標高1000m)からスタートですから、

  楽々ハイキングです。

  ハイキングのつもりはなく、紅葉見物の予定でしたから、

  ウオーキングシューズで登りました。(11/5)

 

  小坊主から、眺める吾妻山山頂 多くの人がハイキング

  

 

  

 

  山頂にポツンと、イヨフウロ ♪

  

 

  山頂は、360度の展望です。

  雲ひとつなく、はるか遠方の鳥取県の伯耆大山も望めました。

  

 

  山頂から日本海

  

 

  比婆山連峰

  

 

  猿政山方面

  

 

  眼下にロッジ

  

 

  

 

  ロッジの傍の池に映る吾妻山の紅葉

  

 

  草原で無心に草を食む山羊さん

  

 

  少し、紅葉の時期が過ぎていましたが、まだまだ見頃です。

  空気が澄んでいて、周りの山稜がくっきりと見えました。

 

  この後、当初の目的「金言寺の大銀杏」を見に行きます。

  

  

 


猫山(1195.5m)

2019-08-03 23:47:55 | 登山

 

      8月2日、早朝4時に起きて、我が家を5時出発。

      県北部の山、猫山に8時から登山開始をしました。

      猛暑の中、この時期しか咲かない花があり、途中諦めるのを覚悟での登山です。

      朝5時、我が家はすでに27℃でしたが、登山口に着くと24℃でした。

      この山は山頂まで、直登、直登で、私にとっては難行苦行の山行です。

      草花の咲くタイミングは、毎年気候の変化によって違います。

      いつから、会えてないか?・・・ もう3年は会えていないでしょう。

      体力的にも、今回が最後になるかもしれません。

      猛暑対策として、水分約2ℓ、背中にアイスバックを着けて登りました。

      主人のサポートを受けて、約3時間で山頂に着きました。

      暑い最中しか会えない花ですが、もう殆ど終わっていました

      ただ1株だけ、終わり掛けですが、待っていてくれました。

      

      

      スマホの写真です。 コンデジを持っていたのですが、ピンボケばかりでした

      下山も、こんなに登って来たかと思うほど下り、膝がガクガク、つま先が痛くなりました。

      汗だくで、飲料はすべて飲み干しました。

      登山口に帰って来たのは、午後3時、気温は31℃。

      我が家は最高気温36℃だったそうです。5℃違うと、別世界のようでした。

     

      今日も猛暑で、暑かったのですが、登山で汗を掻いて歩いたからか、

      36℃あった気温の中でも、暑さには少し慣れたかなと思いました。

      ですが、水分は熱中症対策のため、たくさん飲んでいます。

      

      


おむすび岩と大野権現山

2019-07-03 16:51:51 | 登山

 

      梅雨入り前の晴天の日に、自然散策をしたいと、廿日市の「大野自然観察の森」に出かけました。(6月19日)

      ここは、マンサク湖の周辺に色々な自然観察ができる所です。

      植物観察、野鳥観察もでき、モリアオガエルの産卵やハッチョウトンボも観察できます。

      秋には、アテツマンサクの紅葉がみごとで、多くの人が訪れます。

      入園すると管理棟があり、管理人さんに色々説明を受ける事が出来ます。

      この日は、植物観察には、時期が少し早かったようで、草花は観察できませんでしたが、

      新鮮な空気を一杯吸って気持ち良かったです。

      

      おむすび岩

      森林の中に、マンサク湖が見下ろせます。

      遠方に横たわっている島は、安芸の宮島です。

      

 

      ヤマツツジが満開で、あちこちで出会いました。

      

 

      おむすび岩(658.1M)到着。  私は、体力が無いので、ヘトヘトで到着。

      健脚の人は20分位ですが、私は倍以上掛かりました。

      おむすび岩で、おむすびを食べました~🍙

      

      

      このおむすびのような岩は、いつからあるのでしょうか・・・?

      押しても、動くはずはないけど、ちょっと格好だけでもと押してみました(笑)

      

 

      おむすび岩から、下山しようかと思いましたが、何年ぶりかに大野権現山迄歩くことに。

      以前は、ササユリが咲いていたのですが、見当たりませんでした。

      このコースは、アップダウンが続く山道ですが、尾根歩きで風が吹いて気持ちよく歩けました。

      おむすび岩を代表するように、大岩があちこちにあります。

        クリックすると拡大します。

 

      大野権現山(699.5m)山頂到着です。

      

      山頂には、古びた木祠がありました。(写真はありません)

      

      少し北に行くと、大きな岩の上に二つの岩があり、その間から廿日市市北部の街並みが望めます。

        

                                                      ↑クリックすると拡大します。

      そして、無事下山。途中誰にも会いませんでした。

 

      マンサク湖の傍で、出会えた花。

      イワガラミ(岩絡み) ユキノシタ科

      

 

      スイレン(睡蓮) スイレン科

      

      

 

 

      ヒツジグサ(未草) スイレン科

      午後2時(未の刻)に咲くと言われるが、時刻はもう午後4時でした。

      

 

      モリアオガエルの卵

      

 

      ネジキ(捻木) ツツジ科

      

 

      ノアザミ(野薊) キク科

      

 

      ノイバラ(野茨)バラ科

      

 

      マンサク湖

      

 

      マンサク湖から見上げる大野権現山(左端)と左から三峰目のおむすび岩。

 

      午後4時半に閉門で、駐車場が閉められてしまいます。

      ギリギリセーフでした。

 

 

 

 

 

      

      

      


新緑の臥竜山

2019-05-25 22:39:09 | 登山

      

      大好きな自然の中で、グリーンシャワーを浴びたくて、

      若葉薫る新緑の臥竜山(がりゅうざん)1223mに登ってきました。(5月23日)

      臥竜山 別名狩尾山(かりおさん)は県北部の芸北に位置しています。

      今回は、足慣らしに中腹まで、林道を車で上ってからの出発です。

      亀の私で、約1時間の道程です。(主人と同伴)

      

      この山は5月には、アカショウビンやオオルリが渡ってきます。

      県外からも、鳥撮りさんが多く訪れる山です。

      この日も5,6人が三脚を立ててじっと待っていました。

 

      ハウチワカエデ 別名(オオイタヤメイゲツ)

      

 

      爽やかな陽射しを浴びて、グリーンシャワーが気持ちいい~(^^♪

      

 

      

      栃(とち)の巨木

      

 

      ブナの巨木

      

 

      栃(とち)の花

      

      ズームで

      

 

      風雨に晒されても頑張るブナ・・・逞しい。

      

      市内の方は、30度近い気温だったようですが、ここは21℃・・・新緑が気持ち良かったです♪

      臥竜山で出会った花は続編で更新します。

      

      下山後八幡高原のカキツバタの里を訪ねました。

      ちょうど見頃のカキツバタ

      

      

      

 

 

      次に聖湖畔も寄ってみました。 中央に写っている山(右)が臥竜山。風も無く静寂・・・

      

 

 

      帰路、深入山登山口の駐車場で、休憩・・・正面は今年4月14日に山焼きが行われました。

      登山道の傍の樹は、黒く焼け跡が残っています。

      

 

 

      井仁の棚田にも、ちょっと寄り道。夕方5時で、逆光でした(-_-;)

      日本の棚田百選に選ばれています。

      

      臥竜山で出会った花は次回に載せます。