森本界隈 ～～ 住宅街に控えめに佇む蕎麦や「つくだ」

　森本といっても、特別な用事がない限り　行くことはまずないよね。山側環状ができる前は　福光方面に行く時は、どうしても森本経由だったけど、今はもうその必要もないしね。最近は、北陸新幹線の高架が、万里の長城のように街を二分してしまっているけど、いつまでもなつかしい街の雰囲気を持ちづづけてほしいね。

　さてそのＪＲ森本駅から、徒歩５分ほどの住宅街の突き当たりに　民家を改修した蕎麦屋「つくだ」があります。店内は地元の作家？の陶芸作品が　さぎげなく鎮座してます。ＢＧＭはクラッシック。ややベタな感じですが・・・・。

　今日は、もりそば（８００円）を注文。突き出しに薩摩揚げの小片が二つでてきました。これはいい線いってるね

　待つことしばし　ざるでも蒸篭でもなく陶器の平皿に、蕎麦が盛られてやって来ました。見た第１印象は「８００円ならもう少し量を増やしてほしいなあ」です（笑）。でも、一口食すと「うまい！」。蕎麦自体がおいしいと感じました。蕎麦つゆはやや甘め。個人的には辛目が好みだが、十分おいしい。

　全体的にかすかに鉄分の味（釘を舐めた時のような味）がするのは、この森本地域の水質なのかな？　それとも鉄釜ででもゆでているからなのか？

　それから、蕎麦湯とともに、新しい蕎麦猪口を出す　その心づかいがうれしいね。僕は、蕎麦つゆにどっぷりとつけて食べないので、どの店で食べても、食べ終えた後は、蕎麦猪口にはなみなみと蕎麦つゆが残っているのです。

　それに蕎麦湯を注ぐと、超濃厚な生ぬるい蕎麦湯になってしまうんです。蕎麦湯用に別のあたらしい蕎麦猪口を出してくれるこの店は　貴重な存在です

　今度は電車で来て　天ぷら蕎麦と日本酒で、心地よい午後を過ごしたいものです。