もう一つの選挙に注目 宇都宮けんじ＠都知事選

　世の中は総選挙のラストスパートで、テレビでは連日、各政党の党首の動向を追ってます。各政党といっても野田さんと安倍さん中心ですけどね。攻めて選挙期間中は、各政党を公平にあつかってほしいね。だって、今は、どの政党も、衆議院の議席はゼロなんだからね。

　で、忘れちゃならない「もうひとつの選挙」があります。都知事選挙。「何で他県の知事選挙が・・」と思うなかれ、都知事選挙の動向が、その時々の時代を方向を先駆的に示し、全体の動向は、その後からついてくるってことがありますよね。

　もちろん、僕は、宇都宮けんじさんを応援してるんだけど、・・宇都宮だけど東京、けんじだけど弁護士？ね（笑）・・。今回の大きな特徴は、政党として、日本未来の党、共産党、社民党が、この宇都宮さんを支持していることですね。今までになかった新しい動きです。

　特に候補者と「政策協定」を結んでいるわけではないけど、各政党が「脱原発、反消費税増税、反ＴＰＰ」でそろい踏みして推している。これは新しい動きです。今後、全国的に拡大していってほしいですね。

　衆院選挙では、率直に言って「政党選択選挙」だから（なおさら今回は）、どうしても、「おたくの党とウチの党の違い」を前面に出したり、「おたくの党の『脱原発』とうちの党の『原発ゼロ』の違い」を強調したり・・と、どうしてもそうなちゃうけど、首長選挙では、そんな必要もないしね。　

　そして、もう一つ付け加えると、宇都宮けんじさんを支援する大きな市民の運動があり、それを受けて、各政党が支持を相次いで表明したということですね。決して、政党間の協議が先にありきではなかった。むしろそのことの方が、どの党が支援したということより、よほど重要だろうね。