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ソースの焦げる香りは 遠い日の記憶を 呼び起こすか?


 焼きそばが好きである。主食でもあるし酒のつまみでもある。日曜の朝食で焼きそばをよく作って食べる。家人は「なんで朝からそんなもの食えるんか?」とあきれ顔だが、好きなものはやめられない。

 カップ焼きそばも好きだが、2年前の夏、脳梗塞で入院した後は、カップ人生に別れを告げた。それまでは、職場の平日のランチは週4回はカップラーメン、土日の朝食は、ペヤングか袋めんの日清焼きそば大盛と決まっていた。それが血栓が飛んだ原因だと今も思っている。

 以来、この2年半は、焼きぞばは生めん(ゆでめん)オンリー。自分でプライパンで炒めて、5回に1回は野菜をほんの少し入れて食している。ソースはウスターソース、オタフクソース、COOPの野菜ソースの、3種類のソースをかけるのがお約束。味に深みが出る(と思いたい)。

 フライパンからソースの焦げるいい匂いをかぐと、こどもの頃の祭りや縁日の露店を思い出す。

 と言いたいところだが、地方の田舎の1960年代なんて、そんな気のきいたものはなかった。あったのかもしれないが小さな子どもは、そんな食べ物より、「型抜き」に夢中でしたね。

 うまく型抜きできると、ZIPPOのライラ―なんかが賞品としてもらえた。今にしておもうと、どう見てもあれは、壊れた不良品としか思えないけど、子どもには眩しかったね。

 そういう遠い日の記憶を、ひとり楽しむ年になりにけり、です。
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