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その人生自体が「作品」 @ 『森』 野上弥生子

   この『森』は、野上弥生子の最後の小説、しかも未完の、として知られていますが、『迷路』『秀吉と利休』などの方がよく読まれているようです。まあこの作家の場合、個々の作品云々ではなく、1885年生まれで99歳で没するまで、生涯現役だったという「野上弥生子の人生」自身が最高の「作品」なんでしょうね。  この小説の舞台は明治33年(なんと1900年=19世紀最後の年!!)ですが、野上弥生 . . . 本文を読む
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