絵を描いていた時の話

一時期、絵を描いていました。
個展をしたり、人前で絵を描いたり
描いている時は夢中になります。
ただ、綺麗に描こう。美しく描こう
なんて、思うと途端に描けなくなります。
ある時、背景にコパ色の雲みたいなものを描いた後
筆か止まり。。（綺麗なものを描こうと思っていた）
イーゼルの上にそのままにして、
友達も来たので。。その前でワインなんかあけ（２０歳過ぎてました）
話していると、、友達が、、
なんかあの雲みたいなの鬼の顔に見えると、、
私も、、そう見え、、
ごめん。。飲んでて。。と、
ひとり、キャンバスに向かい始めた。
鬼の上にただ塗りつぶすのではなく。。
ただ、夢中に頭に浮んだ色をそこに描いていく。。
生きたものを描きたいとただ、夢中になる。
そして、朝、、
気付いたらその場に眠っていた。。
友達が、、きゃー凄い！！
って声で起きた
自分でもびっくり、、
大きな植物が描かれ、その横に安らいだ顔の女性が描かれていた。
無我夢中で描いたみたい。

綺麗に、カッコよく。。など見た目で良く見せたいと気張っても、、
心打つ作品にはならない。。
本当に向き合って描いた作品は、、
正直自分の心の中を裸にして見せたくらい、、
始めは人に見せると恥ずかしい
ただ、人はそこに心地よさを感じでくれた。

今は描いて無いけれど
要は、、見た目より、中身を磨いていくと。。
人も輝くのかな。。って今のテーマに当てはめてみました