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陽炎の辻 居眠り磐音江戸双紙

2019-12-16 22:32:01 | Weblog

もうだいぶ前になるが、佐伯泰英の小説が面白いと人に勧められ、読み始めたのが「陽炎の辻 居眠り磐音江戸双紙」だった。
池波正太郎の亜流のようであり、かつ池波正太郎のレベルには達してないなと思いながらも、読んでいるうちにだんだん面白くなってきた。
当時は電車通勤していて、電車の中で文庫本を読んで時間を過ごしていた。
文庫書下ろしという新スタイルがちょうどそれに合っていた。
改めて調べると、このシリーズは全51巻もある。
完結するまでの間、ずっと次の本が出るのを楽しみにしていた。

この「居眠り磐音」がテレビドラマ化されているのを知らなかったが、放送終了後になって偶然知った。
レンタルDVDでさっそく見た。
こちらもDVDが18枚もある。
最初、磐音役の山本耕史とおこん役の中越典子が小説のイメージではなく、どこかしっくりこない違和感を覚えた。
しかし、それも最初の方だけで、これも見ているうちにだんだん馴染んできて、いつの間にか二人の役者が磐音とおこんのイメージになった。
小説とはまた違った感情移入になり、小説を読んでいる時にはなかったことだが、時々涙腺が緩んで、年をとると涙もろくなることを実感した。
近藤正臣をはじめとする芸達者の脇役陣がいい仕事をしていて、それぞれの存在感を際立たせ、また心にじんとくる脚本がいい。
ドラマを見終わったあとに流れるテーマ曲も心に染み入るようで、いい。

というわけで、面白い映画がなくなってしまった今、このシリーズを2回目のレンタルで見ている。














今年封切られた映画「居眠り磐音 特別版」が好評そうなので、レンタルDVDで見てみた。
磐音役の主演松坂桃李をはじめ他の主要登場人物の配役に大きな違和感を感じ、それが解消しないまま見終わった。
殺陣も、剣道をかじり真剣を持ったこともある僕から見れば、「いくらなんでもそれは無茶だろう」という剣の構え方にシラけた。
松坂桃李ファンのための時代劇、かなあ。
それにしても、松坂桃李の月代(さかやき)は似合わない。









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