親父の杖や歩行器の使い方が粗くなって来た。歩行器を斜めに持ったり、杖で物を取ったり、物をさしたり、もう、歩行器も杖もワンポイント的にしか要らなくなるほど良くなってきたんだってお袋と大笑いしてたら、両目から笑い涙がでた。
そういえば、緑内障と解ってから悪い方の左目の涙が出にくくなっているのに気が付いているのだが、眼科で処方されたタプロス点眼薬を差した次の朝に、夢で水道の蛇口が止まるのを見て覚めたら、悲しくもないのに両目から涙が出ていたことを思い出した。
涙の循環が良くなったのは笑いの効能だろうか。
振り返ること、我が家は、危機的状況の中にも結構、笑いがあった(^^ゞ
親父とお袋が元気すぎて、雨の日、単車の二人乗りで朝から国華園に買い物に行き、昼は温泉へ行く途中でコケたという事自体がお笑いであるが(しばらくは両親が恥ずかしいだろうと近所や知り合いには伏せていた話だが・・・)この時お袋左腕骨折。
単純骨折とひびの全治45日が30日で元に戻りましたが。
その一週間後、親父の下半身が不自由になって、担いで車に乗せ、一日目、二日目の検診を受けさせ三日目入院の前の日、お袋と二人で体を拭いていて、明日の病院の準備をしていたら、病院の診察券が見つからず。
親父に聞くと、袋に入れているはずだと・・・しかし無い・・・ま、診察券は無くしたということで・・とシャツを着せるとシャツのポケットからひょっこり診察券が出てきて3人で大笑いした。こんな時によう笑えるなとおもいながら^^;
親父の手術の日、姉が豊中から来てくれたんですが、手術は1時からじゃ昼飯どうしようか?とお袋と相談。「お父さん元気な時に○亀製麺連れて行ってくれなかったのであそこにしよう」「親父の財布から3人分貰おうか?(笑)親父の手術やし」
親父に言うと「その財布からもってけ!」と快諾。
で手術室に入る前、「これから○亀製麺食べてくるで、親父も食べたかったらはよ元気になりや!」
今の手術は終わると直ぐ麻酔が解けるので直ぐに喋れるので、私が親父に喋った一言目「親父、3人で○亀製麺食べてきたで、美味しかった、1200円くらいやった。」
親父は「えらい安いな!」(うん、麻酔で意識も混濁していなしこれは頭は大丈夫や!と確認)
親父の骨髄転移がわかる前にお世話になっていた診療所のU先生(この先生は元公立病院で長年脳外科の部長をやっていた)には入院の際にも、お世話になっていたんですが、親父が入院中にたまたまこちらはバイクで向こうは車で信号待ちにバッタリ「お父さんの具合はどうですか?」「ええ、背中の圧迫は丸く戻ってますよ」
その後U先生は青い顔をして親父の泌尿器の主治医に会いに行ったと言う。「背中が丸くなってるって聞いたんだが!」・・・
家にも来ましたよ。「ありゃ、ようなってるんじゃ!」「ええ、背中の圧迫が取れて丸くなっていると・・・」後でお袋と大笑いしました、U先生すんません)
ま、これ以外に沢山ありますが今日はこの辺で・・・
君たち家族の絆がとても見事やねえ。
基本的に放任主義です。
大事にし過ぎると、病気で短命に終わると思います。
私も親父が治ってくれなきゃ困りますし・・・
親父が努力家なのが救いです。