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機動戦士ガンダム00ミッションコンプリート2307-2312感想

2009-05-09 | Weblog
※後でちょこちょこ足すかも。

本日発売。表紙は中谷誠一さん描きおろし00ガンダム。
セカンドシーズン25話をメインに解説。
ネタバレや設定謎解きの多いムックなので購入をおすすめ。
「ニュータイプ」「ガンダムエース」に掲載された版権イラストは
殆どが収録されている。

水島監督と黒田さんによる25話の解説で色々とネタバレあり。

エピソード解説・設定ネタバレなどで気になったところを。

・黒田さんは(00が)2シーズンに分かれた時、悔しくて監督に泣きながら電話した。
※もともと「ガンダム00」は1年ものとして企画されていたが諸般の事情で
放送開始前に半年×半年に変更されている。

・エクシアリペアの設定は黒田さんの隣にいた海老川さんがささっと描いて
「格好いいからこれでいこう」と決まった(1話)
・アレルヤが3話でいたのは尋問室。4年間あそこに縛り付けられていた
わけではない(笑) (3話)
・スメラギは4年間の不摂生で太ったと言う説もある(笑) (4話)
・エミリオは「ロンドンっ子、パンク、、でもインテリ」という
オーダーで水島監督が高河ゆんさんに発注した(6話)

・7話は千葉道徳さんが特にセルゲイに力を入れて作画監督作業を
してくれた。セルゲイは実の息子とコミュニケーションが取れなかったから
世間で言われているほどいい人ではない。それがピーリスとコンビを
組んだことで初めて自分の中にある欠けた部分に気づく。
僕(水島監督)のキャラは大概どこか欠けているようにしている。
そのほうが自然だから(7話)
・マイスターの中でアレルヤだけが独立したストーリーを
持っているので分散して欠くよりも集中して書いたほうがいいと思った。
7話は超兵問題にいったん区切りをつけるつもりで書いた(7話)

・ダンスシーンの原画は池田佳代さん(8話)
・8話のティエリア女装は水島監督と黒田さんの視聴者サービスと
あの場面に華を添えようと思った(8話)
・ハレルヤはツインドライヴの実験で発生したGN粒子の影響で
脳量子波が刺激されて出てきた。ハレルヤは肉体を持たないので
死んでいない(10話)

・ダブルオーの量子化をアニメで表現するとなんでもありの大問題。
もし刹那が自由に量子化を行えるなら無敵になっちゃう。
でも刹那の変化の過程を見せたいのもわかるので最初は
刹那自身が理解できていないリアクションを入れてその上で
しばらく量子化を封印して最終回だけ出した。
最終回では刹那の意思で量子化しているがあれも気合を入れた結果
なってしまったように描いた(12話)
・13話をテンポく編集したら1分尺が短くなった。そこでMBSの
丸山プロデューサーにお願いして年末プレゼントコーナーを
入れてもらった(13話)

・マリナの歌は人の口から人に伝わり世界中に広がったという設定(14話)
・最初のアイディアでは刹那が過去に行って過去の自分を説得して
洗脳をとく、という案だったが監督から「やりすぎ」と言われて(15話)
・ブレイクピラー(17話)は長崎さんがすばらしいけど"TVではムチャ"と思える
コンテをあげてきた。それに応えるべく総力を挙げて挑んだ回。
でも仕掛けた長崎さん自身が管理するものの多さにくじけそうになった(笑

・ライルとアニューの関係は視聴者がアニューがイノベイターであることを
確信していると思ったので「おまえがイノベイター」というところは省略した(18話)
・ライルとアニューの親しくなる過程をわざわざ追う必要はないということで
ポンと恋人状態にとんだ(18話)
・アニューのイノベイターとしての意識は封印されていることにした。
世界にちらばるヴェーダ端末がイノベイターとして自覚しないまま生きていると
言う設定を利用している。
・アニューとライルは実は新たな種の創造という案もあったが、イノベイターと
混乱しそうなので触れないことにした(19話)

・紅龍が王留美の兄と言う設定は自分(黒田さん)の中で決まっていたが
脚本で書いたらスタッフに驚かれた(笑) (21話)
・フェルトが刹那に花を渡す展開では声優の高垣さんからどういうつもりで
演じればいいのか質問された。だから「刹那に対しては同志として接している」と
答えた。この黄色い花は中東に咲く花がモデルで命の象徴。
OPなど折に触れて登場している(22話)

・コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイングのデザインは寺岡さん(23話)
・24話の脚本を執筆している時に劇場版が決まったのでストーリー的な
調整が加わった。刹那が目指しているのは人類という存在のその果て。
純粋な人間とは呼べなくなっても変わることを求めるのが刹那という男(24話)

・黒田さんのリバーシブルMSというアイディアには困惑した(笑) (25話)
・25話の戦闘シーンのアイディアとして最後の最後で最初の機体に戻って
対決するのをやりたかった。いろんな武器を奪われていき最後は素手で
殴り合う気分(25話)
※何とは言わないが「スクライド」もこれだよね黒田さん…(笑)

○美術や舞台設定で初公開のものなど。
・ビリーのマンションは北アメリカ大陸の大都市にあるメゾネットタイプ。
・ティエリアが女装したパーティ会場も北アメリカ大陸。

・メメントモリは1基で世界の1/3が攻撃可能エリアになる。
(メメントモリの設定掲載されています)
・CBの施設設定。シャワールームやロビー、格納庫。
・コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイングの文章設定。
イオリア計画には宇宙探査を行う計画もあった。
おそらく最初に異星人に挨拶するのはイノベイド。
そのために無限の命と無限のエネルギーを持つ太陽炉を
持たされていたのかもしれない。
ソレスタルビーイングの3つのウイングにはそれぞれGNドライヴが
マウント可能で、中央には2基装備できる。ソレスタルビーイングは
アステロイドを整形して作られたもので、内部は氷。
有害な要素を遮断している。

○他、世界観設定など。
・ガガに搭載されている擬似GNドライヴは簡易版の可能性がある。
・擬似GNドライヴ粒子は改良化がすすみ、現在ではもう無害。
・0ガンダムとセラフィムのGNドライヴの行方は劇場版でわかる。
・100人の置鮎さん…もといイノベイドは同じデータをコピーしただけ。
製造は短時間。
・イノベイターは基本的に中性。ただしアニューは女性。
人間の中にいて暮らすイノベイターには性別を持たせることが多い。
・リボンズのデータは残っているが今はティエリアがいる。
ティエリアはリボンズの復活を望まないのでデータは保管したまま。

P94-95では謎解きが。
・イオリア計画は「人類救済」が本当の目的。人類をイノベイターにして
脳量子波を使って人間同士のつまらない誤解を解き、相互理解を深める。
GNドライヴはそのデバイスとして作られたもの。だがイオリアは最初から
機動兵器にGNドライヴを搭載することを想定していた。
もっとも人がいがみあう戦場で使うことが重要だったのだろう。
・トランザムバーストはツインドライヴに隠されていたいくつかの機能。
散布した粒子で普通の人間すらも一時的に他者との意思疎通が可能になる。
もっとも憎しみが集中する戦場でこそ効果が発揮される。
・「超兵」は人革連が脳量子波に気づいて作り出したもの。いうなれば
人革連製のイノベイド。

○キャラ設定で未公開だったものなど
・リンダ 32歳・168cm・53kg・血液型O型
(イアンと25歳違い)
・フェルト 身長が伸びて161cm・47kg
・ソーマ 身長が伸びて166cm・43kg
なぜかサーシェスの身長体重が非公開。

イノベイター組
・デヴァイン 194cm
・ブリング 193cm
・リジェネ 177cm
・リボンズ 175cm
・アニュー 170cm・49kg
・リヴァイヴ 168cm
・ヒリング 167cm
去年のティエリアの血液型は結局未公開のまま。

P142-144はマイスター4人のインタ。
気になったところだけ。

○宮野さん
CBはリボンズの行動を支配と考えて自分達の信念を貫いたが
それは人類をイノベイター化することになるのか…?

○三木さん
群像劇だけどどのエピソードもしっかり描かれているのがすごい。
日曜の17時30分近くには毎週泣きながら00を見ていた(笑)

○吉野さん
僕はよくガンダムを壊していた(笑)

○神谷さん
「(木星に最後いたのは)巨大イオリア」
※ここで宮野さんが「え? メタルイオリア?」
吉野さんが「さすがにいないと思う」と突っ込み。

P146-148は水島監督のインタ。気になったところだけ。
・もともとラストは最初から決めていた。戦争の根絶、人と人がわかりあえるか、
そういう題材について作品の中で答えが出せるとは思っていない。
そんな具体的な方法が示せればノーベル平和賞もの。
「00」で描きたかったのは「それぞれがそのことについてもっと考えよう」

・「SEED」が原点回帰を打ち出したので僕らは違うアプローチで作った。
ガンダムシリーズは歴史あるタイトルだけにこだわりをもったファンも多いし
ビジネス的な期待も高い。好きであればあるほどガンダムには手を出しづらい、
やりたくないと思う人(業界のスタッフ)も多かったと思う。
でも水島・黒田がやったことでガンダムシリーズの敷居も下がって
色々な制作者がさまざまなテーマを持ってガンダムに挑める状況になればいい。

・劇場版はガンダムシリーズの殻を大きく打ち破ることになるので
その先の「更に新たなガンダム」が見たい。僕自身機会さえあれば
スタッフ編成を変えて、別のアプローチでガンダムを作ってみても
面白いと思っている。


P149-151は黒田さんのインタ。気になったところだけ。
・シーズンが2つに別れたとき、当初の31話がファーストになって
残りがセカンドになった。それだとセカンドシーズンの要素が足りないので
ライルとアニューのエピソードは後から追加した。

(最終回の「幼年期の終わり」表記からも「00」はSFカラーが濃いと問われて)
・水島監督から言われたがイオリアにはファウンデーションのにおいもするし
僕もホーガンとか好きなので起きている事象を大局的にみることは
あるかもしれない。ただ「00」では大局の中の一瞬を生きている人間を
切り取っていくつもりで書いた。

・ニールとライルが双子というアイディアは最初からあった。
ライルの決め台詞は初期は「乱れ打つぜ」だったが水島監督が
「ギャグ?」と突っ込んだのでボツにして元通りにした。

・リボンズが子供の刹那を助けたのはきまぐれ。そこまでこの機体に
(オーガンダムに)あこがれを感じたのなら(ガンダムに刹那を)乗せてみるか
程度の気持ち。一方リボンズはマイスターだった。それはつまり本来は
ファーストシーズンで滅びなければならない存在だった。
だがリボンズはそれを拒否して刹那を(ガンダムに)乗せた。
これが最終的にリボンズの滅びを招くわけで、皮肉な構図になっている。

・群像劇を書くときはどうしてもスタジオがモデルになる。
今回のサンライズ第3スタジオも結構CBぽかった。

・劇場版は(TVの)その先のテーマを用意する。初めて「00」を見る人も
入り込めるものにしたいと思っている。

P152-157がメインスタッフコメント。
特に千葉さんと福地さんと鷲尾さんが面白い。コメントからも
海老川・柳瀬・福地・寺岡さんが劇場版メカに関わるのがわかる。

○千葉さん「読者に向けて一言」
俺たちの戦いはこれからだぜ。

○福地さん(完結しての感想)
「アポロで月にいかせてもらったらバタバタして旗を立てそびれて
かえってきちゃった」という感じ。幸運にももう一回行けるらしいので
反省踏まえて再挑戦です。
初めの頃、偉い人に「細いロボットは売れない」と言われたので
色々頑張ってみたりしました。
スタッフや声優さんのおかげで視聴者や購買層の皆さんに
深く愛されたのは「僥倖」でした。
5年ぐらい、いや3年後でも全然構いませんけど三国量産機
パイロット視点のスピンオフビデオシリーズなど作れると素敵です。
将来ゲーセンで自分がデザインしたMSに乗るのが夢です。

※福地さん! オーバーフラッグは神機体です!!!!!!
編隊組ませてもらいましたー!


○鷲尾さん(完結しての感想)
スローネ系MS・パイロットともに全滅しましたが生き残った?
HAROに期待します。劇場版でも何かあるといいなぁ…。

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